なぜ、お客様は「そっち」を買いたくなるのか? (日経ビジネス人文庫)

著者 :
  • 日本経済新聞出版
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感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784532199524

作品紹介・あらすじ

「とにかく美味しいメロンパン」と「なんでも美味しいパン屋さん」--「新しくオープンしたパン屋のキャッチフレーズ、繁盛するのはどっち?」など、身近な2択式の問いからマーケティングの基本が学べます。 商品・価格・宣伝・ブランドなど、「売れる仕組み」をつくるために、どんな戦略を構築し、実行すればいいのか。分かりやすく解説するので、誰でも、どこでも、すぐに仕事に役立てられます。 著者は、わかりやすく、役に立つマーケティングの伝道者。『「なぜか売れる」の公式』『「なぜか売れる」の営業』と併せて読めば、さらに売れる仕組みの本質が身につきます。

感想・レビュー・書評

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  • 繁盛する店、売れる商品。
    これらにはお客様を「その気」にさせる
    仕掛けがあります。

    ほんのちょっとした心理学的な仕掛けな
    のです。それをAとBではどっちがお客様
    を「その気」にさせるのか?という二者
    択一方式で売れる秘密を解き明かす一冊
    です。

  • 分かりやすい内容でコンパクトにまとめられた一冊でした。 この中のいくつかの内容を深掘りして自身のマーケティング力を高めてゆきたいです。

  • 「本書では様々なケースを想定し、「どっち」の選択をすれば、よりお客様にモノを勝手もらえるかを考察する。「どうしたらもっと売れるか」「儲かり続ける仕組みをつくるにはどうしたらよいか」を考える活動をマーケティングという。マーケティングについて学べる入門書。」

    【主な内容】
    第1章 繁盛するお店が売っているのは「どっち」!?
    ・落ち目のやきとり屋、打つべき一手はどっち!?
    ・新しくオープンする喫茶店の経営戦略、重視すべきはどっち!?…etc.

    第2章 売れる商品を買っているのは「どっち」!?
    ・予約が取れない人気エステサロン、どんなお客さんが来ている!?
    ・老舗のお菓子問屋、起死回生を図るためのターゲットはどっち!?…etc.

    第3章 流行るお店の売り方は「どっち」!?
    ・ベーカリーのキャッチフレーズ、どっちが売れる!?
    ・お客が減り気味の洋食屋、繁盛するメニュー表はどっち!?…etc.

    第4章 人気のブランドの作り方は「どっち」!?
    ・カジュアルなフレンチのネーミング、つけるならどっち!?
    ・コーヒー専門店のサブブランド、店名はどっちがいい!?…etc.

  • うっかり忘れちゃったけど何かの本で紹介されてたので読んでみました(何かマーケティングの本)

    「AとBどっちを選ぶ?」と質問形式で展開。
    お客目線はバッチリ理解できる。自分が欲しいモノだからね。
    そこで「なぜそっち?」を考えて活かしていきたいところ。

    総じて「値段」と言う土俵で勝負しない
    「困った時はお客様に聞け」
    自分の強みという「情緒的価値」で差別化し、勝負する

    「困った時はお客様に聞け」は、耳にしたことがあったけれど、どう言う意味かよく分かっていなかった
    この本を読んで、なるほど!と腹落ちした

    情報発信者にも役立つ
    ただ後半は自分の商品を持ってないと自分に置き換えて考えるのは難しいかな

  • マーケティング業務の基本の基が書いてある本。基本的な話ではあるものの、実際の事例を元にどっちだろうと考えると意外と原則を忘れていることに気づく。マーケティングは売り上げが目標なのではなく、結局顧客へどうやって幸せになってもらうかがゴール。そんな大切なことを再確認できる本。

  • 特に深い内容では無かったが、なかなか実践可能な内容。

  • 九州産業大学図書館 蔵書検索(OPAC)へ↓
    https://leaf.kyusan-u.ac.jp/opac/volume/1335402

  • 性能・仕様よりも、どんな体験ができるのか
    「あ、私もやってみたい」と思ってもらえるためには。情緒的価値。ざっくり「コト消費」。

    困ったらお客様に聞くことが鉄則だが、
    本当の本音はお客様の行動を“観察”することでみえてくる。

    最初から売り込むのではなく、まずは“知ってもらう”。認知をする場として、やっぱりSNSは強いのかも。

    なんでも屋さんから、一点集中の一点突破!
    強みを絞って相手の記憶に残ること。覚えてもらうこと。

    市場を少し変えて展開する場合には、“サブブランド”として名称を変えよう。対称や性質が違うものを同じ名前で売ってしまうと、親ブランドを毀損しかねない。
    相乗効果が生まれるか、単なる足し算か、それとも既存してしまうか。見極めるべし。

  • マーケティングの基本的なアプローチが、ケースごとに二択でどっちをとる?という読みやすい形で、書かれている。大きな発見はないかな、と思いつつも二択が外れることもあり、気づきや考えの整理にはよいか。

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著者プロフィール

関西学院大学経営戦略研究科教授

本名、児玉洋典。1962年名古屋市生まれ。85年静岡大学人文学部卒、中央発條入社。90年フィリップモリスジャパン、96年インディアナ大学MBA(マーケティング専攻)、アマゾンジャパン、マスターカードなどのマーケティング・マネジャーを経て現職。

「2023年 『売れない問題 解決の公式』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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