ただトモ夫婦のリアル

著者 :
  • 日経BPマーケティング(日本経済新聞出版
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本棚登録 : 70
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (235ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784532260934

感想・レビュー・書評

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  • 人間の関係性が希薄になりつつある現代の必然として、ただの友達のような夫婦の属性をコミカルな味付けを施しつつ、具体的に叙述したもの。関係性が希薄になりつつあるのが現状ならば、夫婦関係も本書にあるようになってしまうのだろうな、と思いながら読み進めることができる。個人的には、多少のぶつかり合いを経ながら信頼感を醸成していく方がよいと思っているが、まぁ仕方がないところですかね。なお、マーケティングと絡めようとしているが、あまりうまくいっていないと思う。根拠が少数の具体例に止まっているからだ。

  • 今時ニュータイプの家族像が面白おかしく具体的に書かれていて、参考になる。ただトモ=ただの友達。今後日本が、シングル化そして法整備さえたら事実婚が増えてゆくのが想像できる。
    しょせん人間は一人。結婚しててもシングルでも。。。

  • 草食系イクメン×おひとり妻=ただトモ夫婦・・・・・?

  • おひとり妻と草食系イクメンからなるただトモ夫婦の実態を解説している。タダとも夫婦を知ることは、『夫婦って何だろう』という根本的な問いを考える良い機会になると思う。

  • たしかにリアルな希薄な関係が伝わってくる。マーケティングにも役立つかな。

  • 極端な例をさも一般な紹介な仕方ではあるが、VELY よりMart な時代になっているのは確かだし、イクメンなんてのは女子どもが都合よく流行らせてるよね?と、再認識。バブル世代以前のマーケティグはオッサンがしかけてきたが、それが通用しない世代が世帯に。焦るよね、オッサンはw。焦りすぎて『無縁社会』とかいっちゃってんのか?www

  • 非常にたくさんの「声」に裏打ちされた、「いまどき夫婦」の実像を映し出した本。
    親元からの庇護を受け、男女平等の元、仕事・生活の男女間格差意識がない世代の夫婦の実態を紐解いている。
    現在の若者夫婦は、「友達」感覚であり、交際の延長で結婚に至っているケースが多いため、すぐに「解散」する。
    「解散」できるだけの退避所があることがその一因。具体的には実家、自らの収入。また、女性も母だけではなく、「自分自身」での社会参加が必要となる為、案外地域の目を意識する。イジメが問題化した世代ということも背景にある。
    一方で夫はイクメンであることが評価され、楽しむ一方、妻に大して、自分のやりたいこと(趣味・私生活)をやるために、いい夫として貢献する方法を模索している様子が浮かぶ。
    この様子からすると、夫に対して「男料理」という市場が広がる可能性を感じた。ギミックがついている調理器具、専用の食材など。

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著者プロフィール

世代・トレンド評論家。立教大学大学院ビジネスデザイン科客員教授。インフィニティ代表取締役。マーケティングライター。1968年東京生まれ。91年、日本大学芸術学部 映画学科(脚本)卒業後、大手出版社に入社。フリーライターを経て、2001年4月、マーケティングを中心に行う有限会社インフィニティを設立。トレンド、マーケティング関連の著書を多数執筆するほか、NHK総合「所さん!大変ですよ」、フジテレビ系「ホンマでっか!?TV」、日本テレビ系「ウェークアップ! ぷらす」ほか,テレビのコメンテーターとしても活躍している。

「2020年 『若者たちのニューノーマル』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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