ダイヤモンド 欲望の世界史

著者 :
  • 日本経済新聞出版
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本棚登録 : 52
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784532264406

作品紹介・あらすじ

ダイヤモンドの歴史とは、人々の欲望の歴史です。「ダイヤモンドは永遠の輝き」とは、ダイヤモンドのシンジゲートを牛耳るデビアスが、一九四八年に考案したキャッチコピー。このキャッチコピーにより、世の男性は、結婚指輪として、ダイヤモンドを女性に渡すようになっていったのです。人は、指にはめたダイヤモンドを見せびらかします。それは、優越の証。それが、他の人よりも良いものであれば、優越感に浸り、満足するのです。
 本書は、古代ギリシャから覇者デビアスの誕生と凋落、紛争ダイヤ、合成ダイヤまで人々の欲望をめぐって成長してきたダイヤモンドビジネスの歴史をたどるユニークな世界史です。

感想・レビュー・書評

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  • ダイヤモンド投資に関心が出てきたので買ってみたが、
    「ダイヤモンドの価値は蜃気楼と同様、現実をそのまま映し出してはいない。」
    という衝撃の出だし。。。
    これは面白そうだw

  • [図書館]
    読了:2022/11/17

    「ダイヤモンドは欲望の塊」
    「デビアス者は欲望に満ちた会社」

  • ゴルゴ13でデビアスのダイヤの価格コントロールについて描かれた回があり、関心があったので読んでみた。
    デビアスがイギリスの植民地政策とともに発展し、独占体制を築き上げた過程や、ロシアや合成ダイヤ等の台頭により、近年その地位が揺らいでいる様子を記していて興味深い。

  • 東2法経図・6F開架:B1/9/440/K

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著者プロフィール

玉木俊明(たまき・としあき)
1964年生まれ。京都産業大学経済学部教授。著書に『近代ヨーロッパの誕生』『海洋帝国興隆史』(講談社選書メチエ)、『金融課の世界史』『ヨーロッパ覇権史』(ちくま新書)などが、訳書にパトリック・オブライエン『帝国主義と工業化 1414~1974』(共訳、ミネルヴァ書房)などがある。

「2022年 『世界をつくった貿易商人』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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