ジョークで読む世界ウラ事情

著者 :
  • 日本経済新聞出版
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感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784532264611

作品紹介・あらすじ

問 プーチン大統領が年金受給年齢を60歳から65歳に引き上げたのはなぜか。
答 自分がまだ辞めるつもりはないからだ。

問 英国が離脱することで、EUにはどれだけの容量が空くことになるか?
答 1GB(Great Britain)だ。

あの世のマルクスが北京にやってきて、習近平共産党総書記に尋ねた。
「富農は打倒したかね」
「全員共産党に入りました」
「ブルジョア資本家は滅びたかね」
「全員共産党中央委に入りました」
「汚職・腐敗の黒幕は一掃したかね」
「全員共産党政治局に入りました」

問 北朝鮮はなぜ、韓国より無慈悲なのか?
答 Soul(Seoul)がないからだ。

問 トランプ大統領と金正恩委員長の共通点は何か?
答 最悪のヘアカット。

 本書は、世界の最新政治ジョークを集め、簡潔な解説を加えながら、国際政治を印象的に理解できるようにするもの。米国やロシア、欧州では、ネットにジョークサイトがあり、活況を呈しています。政治ジョークで権力者を揶揄し、憂さを晴らすのはロシアの伝統。近年は欧米でも広がっており、米国では深夜のテレビショーが為政者を痛烈に批判して笑いを取っています。
 日本では政治や社会を皮肉る川柳の伝統があり、権力者や硬直した組織、社会を小話で皮肉ることは現代の日本社会や政治に共通するテーマと言えます。各国の最新政治ジョークを集め、日本人が必ず笑えるジョークを選別して紹介します。

感想・レビュー・書評

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  • 出張先で気の利いたジョークを言いたい願望があって、時々この手の本を読む。鉄板パターンはいくつもあるが、時代とともに少しづつ変化してして行く。

    P30
    問 
    新型コロナウイルスの特効薬は、どうやって開発されるか?

    答 
    ドイツ人が発明し、
    アメリカ人が投資し、
    フランス人がデザインし
    日本人が小型化し、
    イギリス人が実用化し、
    イタリア人が宣伝し、
    中国人が海賊版を作り、
    韓国人が起源を主張する。

    P93
    ドイツ人、オランダ人、ギリシャ人、イタリア人がレストランで食事をした。
    食事が終わりに近づいた時。
    ドイツ人は、全員の食事代がいくらになるか考えた。
    オランダ人は、割り勘でいくらになるか考えた。
    ギリシャ人は、ご馳走になったお礼を考えた。
    イタリア人は、ドイツ人にどう支払わせるか考えた。

    P107
    神が天地創造した時のこと。
    神「イタリアという国をつくろう。世界一美しい風景、世界一うまい食事、世界一温暖な気候を与えよう」
    側近「神様、それでは、イタリアが恵まれすぎています」
    神様「安心しろ。そこにイタリア人を住まわせる」

  • 背ラベル:319-ナ

  • ●久しぶりに読み切った。
    ●サクッと読めるし、秀逸なジョークが多い。
    ●英語のジョークは韻などがわからないといまいち、ピンとこないなあ…

  • ロシアのアネクドート(小話)のユーモアさ、面白さ、鋭さ。世界の見方が知れてとても良い。最新のコロナの中国への捉え方も。

  • コロナウィルス発祥の地と言われる武漢、アメリカ、EU、ロシア、北朝鮮をメインに、現在の国際情勢をゆるく・ざっくり学ぶにはこれ程良い本は無いと思います。海外に留学予定の方や外国人とコミュニケーションをとる機会が多い方は英語等でこれらのジョークを話せたら、親密度が増すんではないでしょうか。

  • 政治に関するジョークはその時の世界情勢がわかると面白いが、時期が過ぎると解説抜きでは意味がわからないものも多いですね。

    人によっては不謹慎ととらえられそうなジョークだが風刺が効いたブラックジョークはやはり面白いですね。

  • ジョークを見れば世界がわかる?
    ロシアや東欧諸国のアネクドード(比ゆ的な小話)を中心に、世界情勢を、ジョークで見ていってます。
    世界情勢を面白く知りたい人にもおすすめです。
    英語の音を楽しむジョークが(解説はあるものの)そのまま載せられていて、おもしろさが伝わえりにくいのが難点ですが。

  • 東2法経図・6F開架:B1/9/461/K

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著者プロフィール

(なごし・けんろう)
1953年岡山県生まれ。東京外国語大学ロシヤ語科卒業。時事通信社に入社、バンコク、モスクワ、ワシントン各支局、外信部長、仙台支社長。2012年から拓殖大学海外事情研究所教授。国際教養大学特任教授。現在、拓殖大学特任教授。著書に、『秘密資金の戦後政党史』(新潮選書)、『独裁者プーチン』(文春新書)など。

「2022年 『ゾルゲ・ファイル 1941-1945』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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