ジャック・ウェルチの「私なら、こうする!」: ビジネス必勝アドバイス

  • 日経BPマーケティング(日本経済新聞出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (257ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784532313234

作品紹介・あらすじ

米国版「経営の神様」があなたのためにコーチング。3時間で読める、起業・出世・仕事のバイブル。

感想・レビュー・書評

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  • 「経営の神様」と呼ばれている「ジャック・ウェルチ」と、その妻「スージー・ウェルチ」の共著『ジャック・ウェルチの「私なら、こうする!」(原題:WINNING The Answers)』を読みました。

    『実況LIVE マーケティング実践講座』、『新版 MBAマーケティング』に続きビジネス書です。

    -----story-------------
    米国版「経営の神様」があなたのためにコーチング。
    3時間で読める、起業・出世・仕事のバイブル。

    ウェルチといえば、GEを世界屈指の優良企業に育て上げたカリスマ経営者。
    そんな彼が、世界中から寄せられた質問に体験をまじえて答えたのが本書です。
    この本のいいところは、それぞれのトピックが2~3ページという短さで完結していること。
    この文章量で「出世の秘訣」とか「起業家の条件」を語るのですから、当然、回りくどさは一切ナシ。
    また、難解な経営用語も出てきません。
    それでいて、中身には「真実の重み」ってやつがあります! 
    以下に、本書に収録されているウェルチ語録の一部をご紹介しましょう。
     ★出世したかったら、上司が賢く見えるようにしよう。
     ★どんな組織にも「ボス嫌い」という人種がいる。
     ★人材採用は直感に頼るな。M&Aは直感を重視せよ。
     ★ボスとして最高なのは、自分より優れた部下を持つこと。
     ★借金がないなら、大企業に就職するより起業しろ!

    読者のみなさんにも、けっこう思い当たる節が多いのではないでしょうか。
    ちなみに、私が気に入っているのは21ページに書かれているコレです。
    「楽しい思い出は、仕事場以外で探すように」(翻訳出版部 國分正哉)
    -----------------------

    Q&A形式で71のトピックについて、「ジャック・ウェルチ」のアドバイスが、第1部から第5部までのジャンル別に紹介されています。

     ■はじめに
     ■第1部 ビジネス人生の歩き方
         ―出世、転職、起業、キャリアアップ
     ■第2部 経営の原則と実践
         ―会社をよくするための経営
     ■第3部 リーダーシップ
         ―より優れた上司になるために
     ■第4部 同族会社という世界
         ―独特の問題と注意点
     ■第5部 グローバルな競争
         ―中国、インド、ヨーロッパ、その他の国々
     ■第6部 勝つこと、負けること
         ―なぜビジネスはよいものか、について
     ■訳者あとがき 斎藤聖美


    まわりくどくなく率直な回答は好感が持てたし、ユニークな視点での回答に新しい発想のヒントをもらいましたね。

    以下、印象に残った内容です。

    ○戦略にたどり着くための五つの質問
     ①競争する市場はどんな状況か?
     ②最近、競争相手は何をしているのか?
     ③私たちは最近、何をしたか?
     ④夜眠れなくなるような出来事あるいは起こりそうな変化があるとすれば何だろう?
     ⑤それらのことをすべて勘案して、私たちはかつためにどう行動すればいいのだ?

    ○リーダーシップの五つの特質
     ①ポジティブなエネルギー
     ②エナジャイズ(エネルギーを吹き込む能力)
     ③エッジ(決断力)
     ④実行能力
     ⑤パッション(情熱)

    ○リーダーの役割
     ・成功とは他人を成長させること。
     ・あなたの下で働く人たちをそれまで以上に賢く、大きく、大胆にさせること。
     ・チームを育てサポートし、彼らに自信をつけさせること。

    ○勝利すること
     ・市場経済とは関係なく、個人として目標を設定し、それを達成すること。

    すぐにでも役立てそうな内容ばかりでしたね。

    「ジャック・ウェルチ」の他の出版物も読みたくなりました。

  • 先日亡くなったジャック・ウェルチさんの本。上司が貸してくれたので読んでみた。
    ジャック・ウェルチさんの視点が面白い。
    考えさせられたり、そんな考え方もあるんだと感心したり。

    何となく良さそうだと思う仕事から始めよう。
    継続的かつ積極的な改善をしていこう。
    率直であろう。

  • ジャック・ウェルチが、彼の以前の本の読者から貰った手紙や、セミナーでの発言者からの、「仕事」、「人生」についての疑問、質問に答える。いくつか、何を今更、という感じの答えもあるが、全体的には、「さすが、ジャック、慧眼」。特に彼の昔からの主張である「20%、70%、10%の選別」は、今の我が社がすぐにでも取り入れるべきプラクティスである。

  • ■書名

    書名:ジャック・ウェルチの「私なら、こうする!」
    著者:ジャック ウェルチ、スージー ウェルチ

    ■概要

    ウェルチといえば、GEを世界屈指の優良企業に育て上げたカリスマ
    経営者。そんな彼が、世界中から寄せられた質問に体験をまじえて
    答えたのが本書です。
    この本のいいところは、それぞれのトピックが2~3ページという短
    さで完結していること。この文章量で「出世の秘訣」とか「起業家
    の条件」を語るのですから、当然、回りくどさは一切ナシ。また、
    難解な経営用語も出てきません。それでいて、中身には「真実の重
    み」ってやつがあります! 以下に、本書に収録されているウェルチ
    語録の一部をご紹介しましょう。

    ★出世したかったら、上司が賢く見えるようにしよう。
    ★どんな組織にも「ボス嫌い」という人種がいる。
    ★人材採用は直感に頼るな。M&Aは直感を重視せよ。
    ★ボスとして最高なのは、自分より優れた部下を持つこと。
    ★借金がないなら、大企業に就職するより起業しろ!

    読者のみなさんにも、けっこう思い当たる節が多いのではないでし
    ょうか。ちなみに、私が気に入っているのは21ページに書かれてい
    るコレです。「楽しい思い出は、仕事場以外で探すように」
    (From amazon)

    ■気になった点

    ・変化はビジネスの世界では避けがたい。あなたに残されているのは、
     過去と決別することだけだ。

    ・個人的な目標を設定し、それを達成する事、そのプロセスを楽しむ
     事が勝利だと思う。

    ・自分があきらめた時、あなたは負ける。

  • 元GE経営者のジャック・ウェルチがビジネスに関する71の質問に答えていく。例えば1つ目の質問は優良企業で嫌な上司の下に働くのと、業績の悪い企業でよい上司の下に働くのはどちらがよいか?こうした質問に快刀乱麻に答え、いちいち納得させられる内容は痛快だ。前著ではミッションの重要性を掲げていたと思うが、個人的なミッションというか確固たる思想のようなものが出来上がっているのではないかと想像してしまう。

    ビジネス上の率直さや自分が大好きな仕事を選ぶといった回答から理想主義的な面を感じたが、一方で給与や高額の退職金、キャリアに関してはかなり現実的な意見を述べている。流石これだけの実績をあげた人は考えも中庸をいくのかなとか、厳しい経験がものをいっているのだろうかなんて間抜けな感想を持った。

    個人的にはQ42. 初めてリーダーになった人へ、が印象的だった。リーダーになる前と後では成功の内容が違ってくるという。読んでみて自分はまだまだリーダーになれないし、しっかり地盤を固めなくてはという気になった。いずれは理想的なチームを持ちたいものです。

  • 在庫無し

  • GEの元カリスマ経営者ジャック・ウェルチ氏による
    ビジネスマンへのアドバイス。

    従業員の解雇の方法とか、労働力の流動性とかの違いで、
    そのまま日本では適用不能なアドバイスもあります。

    ですが、サラリーマンの心得、管理職の心得的な、
    ユニバーサルに適用できるアドバイスもあり、
    使えそうなところから、使っていけば良いのかなぁと思いました。

  • GE元経営者として有名なウェルチ氏による、世界中の人々から寄せられた質問への回答集。
    やわらかい口ぶりでの回答は、わかり易く社会人になりたての若い方にお薦めだと思います。
    リスクは若いうちにとれ! との言葉が印象に残りました。

  • さすが一流の経営者、と思えました。

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著者プロフィール

前GE会長兼CEO
1935年生まれ。60年GE入社。68年に最年少ゼネラル・マネジャーに就任。73年グループ・エグゼクティブ、77年セクター・エグゼクティブをへて81年会長兼CEOに就任。以来、21年間にわたりGEの変革に取り組む。産業界、メディアから「20世紀最高の経営者」の一人と称えられる。2001年に退任し、現在は著述・講演活動で世界中を飛び回っている。

「2018年 『ジャック・ウェルチの「リアルライフMBA」』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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