共感企業: ビジネス2.0のビジョン

著者 :
  • 日経BPマーケティング(日本経済新聞出版
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本棚登録 : 95
感想 : 13
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  • Amazon.co.jp ・本 (249ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784532316495

作品紹介・あらすじ

人や資源を消費するビジネスから、人と自然を尊重するビジネスへ。企業や組織の枠を超えて共感を集め、価値創造を共に進めた会社だけが生き残る-。人気コンサルタントが、ポスト・リーマンショック、ツイッター時代の企業像、経営ビジョン、ブランディングを熱く語る。

感想・レビュー・書評

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  • 今年になって読んだ中では一番学ばされたというか、
    仕事していて常々感じていることを見事に言語化してくれた本がこれ。

    これからのマーケティングの形はこれだ、というのを示してくれている本で、
    言っていることはフィリップ・コトラーの提唱している
    マーケティング3.0にほとんど近いです。

    より企業サイドに立って今後とるべきブランディング戦略について、
    国内の最近の企業活動等をいくつもケースに取り上げているため、
    読みやすく、分かりやすい。


    仕事をやっていく中で自戒としたい言葉が
    いくつもちりばめられていた本でした。

    どのような形であれマーケティング、ブランディングというものは
    自分に常につきまとうことになると思うので、
    この本から学んだことを忘れないようにしたいです。

  • マインドシェア系の話と思っていたらどちらかというとスモールビジネスで活きそうな顧客とのリレーション作りの向きが強かった。

  • 「人のために喜ばれる何かをしたい」
    「それらをビジネスに繋げたい」
    「しかし何から手をつければいいか分からない」
    そんな自分の中にある不確かな軸、おぼろげな単語を分かりやすく整理整頓された素晴らしい本です。
    本書を読み終え1週間経ちますが日常の中にある様々な“共感”の本質を見直すようになりました。
    自分を見失わないよう何度でも読み直したくなる、そんな本です。

  • 『「応援したくなる企業」の時代』を読み終わったら、以前買って未読のまま本棚にあったこの本が目に入り、続けて読んでいますが、この2冊は同じテーマ、問題についてのものですね!
    で、そのテーマは以前書いたようにまさにいま私が感じている問題意識と重なっていますので、読み進めながらビンビン(?)響いています。「そう!そうなんですよね!」という感じ。「もやもや」に対してたくさんのヒントをもらっています。

  • これからの自分の教科書を見つけたような気がします。

    【どんな手段使っても、騙してもいいから自分らが儲かればええやん】っていうやり方に違和感を感じる人にかなりオススメ。

    ずっと読みたかったけど、なぜか違う本読んだりしててようやく先日読むことが出来ました。

    この本に書かれている「あり方」という視点とそれに対する考え方や、【私利的なビジネス1.0】から【他利的なビジネス2.0】へ、という考察など、ずっと言葉として表現できなかったことが表現されていました。

    ずっと違和感を感じながら過ごしていて、ある程度自分の中での解が固まりかけたこのタイミングでこの本を開いたことにも何か縁のようなものを感じます。


    6年前のデールカーネギー以来の大きなターニングポイントになった本。
    著者の阪本さんに心底感謝。

  • 過去のビジネスが根底から変わっていることを解かりやすく認識できた。ビジネスの目的・定義・価値観・存在意義において最高をするきっかけに。

  • 第1章 ビジネス2.0のビジョン—共感でつながり合う企業・顧客・社会
    第2章 うまくいってる理由を探る—企業ケーススタディ
    第3章 売るのではなく、選ばれる—ブランディング
    第4章 自らフィールドを創る—戦略とイノベーション
    第5章 高い志を持つ—マネジメント

  • ビジネス1.0
    人の気持ちと地球を消費し尽くす
    ビジネス2.0
    人の気持ちと地球をリスペクトする

    ①〜であること(being)
    ②ウッフィー
    ③YAZAWA指数

    ①〜であること(being)
    あなたの仕事は?と聞かれて、
    「xxxを売ってます」(doing)と答えることは自然。
    だが、ビジネスで成功するには、beingでなければならない。
    beingとは、人の生活サイクルや社会の一部となること。

    ※要具体例

    ②ウッフィー
    信用貯金。他人からの評価。評判。
    友人でも顧客でも、他人と関わる事で、何らかの評価が得られる。
    約束を守らなかったり、ルーズな接し方をすれば貯金は減っていく。
    ビジネスにしてもプライベートにしても、ウッフィーが高い人ほど、うまくいく。
    一期一会、どんなシーンでもこの出会いを大切に、という事は難しい。だが次に繋がると思えば、もっと出会いを大切にできるか。

    ③YAZAWA指数
    渇き。

  • 波のおっちゃんのビジネス書。
    いろいろな気づきをもらいましたー!

  • きみも体験せよ!

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著者プロフィール

経営コンサルタント。ブランド・クリエイター。1958年生まれ。大阪大学人間科学部卒業。旭化成で建材営業に従事したのち、2000年4月に独立・渡米し、ニューヨークで経営コンサルティング会社Palmtree Inc.(現JOYWOW)を設立。現場感覚、消費者目線でのブランド戦略を得意とする。ビジョンは「世界にJOY(喜び)とWOW(感動)をもっと広げたい! 」。

「2017年 『「こんなもの誰が買うの?」がブランドになる 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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