そろそろ、世界のフツーをはじめませんか: いま日本人に必要な「個で戦う力」

  • 日経BPマーケティング(日本経済新聞出版
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感想 : 13
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  • Amazon.co.jp ・本 (309ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784532318826

作品紹介・あらすじ

思考依存、権威主義から自由になり、グローバルで突き抜けるための条件を、世界を知る2人が本気で語る。

感想・レビュー・書評

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  • 3

  • 会社の研修の推薦図書になっていたので、手に取ってみた本。結局、研修受講後に配布されたので、先走って買わなくてもよかったっていう話だけど。

    グローバルで仕事をしていくには、日本のフツーを捨て、世界のフツーを始めましょうというメッセージを今北氏と船川氏の対話形式で綴る。

    学ぶということは成長することであり、その学んだ知性を活用してコミュニケーションをより円滑に行う。

    研修を受講までには途中までしか読めていなかったんですが、研修のキーメッセージと同じようなことも書かれたいたりで、先に最後まで読んでおいた方がよかったかなと思ってみたりもする反面、読まずに先入観持たずに受けた方が面白かったかなとも思って見たり。

  • 課題図書として。
    以下、気になった点抜粋
    ===
    「思考停止」=当事者の中に「おかしい」と認識している人がいるにもかかわらず、集団の中でついついその声を発することなく、なんとなくそれまでやっていたことを続けていたら、大きな問題になってしまうというパターン。

    ・あなたは何ができますか?・それそ我々に納得させる実績は何ですか?

    世界全体の売上比率で見たら、20%あるいは30%を日本支社が稼いでいるのに、ではそのアメリカ本社、欧州本社で逆出向者として活躍している日本人はというと、片手で数えるだけ。

    欧米本社から見ると「Japan is different. Therefore, we can’t do this!」というロジックの見えない日本とクシュロンを繰り返している日本人よりも、インド人やシンガポール人のほうがよほど話がわかるし、意思決定も速い、ということになる。

    異文化に触れると、自文化に対する認識が出てくるということが言われます。実際、この辺り、異文化間コミュニケーションの分野では、アイデンティティの問題に行き着くわけです。

    他人との比較においてでなく、自分にとって価値のある者が何かということを普段からしっかり考え、毎日のささやかな幸せに対して感謝の気持を忘れることさえなければ、欲望の誘惑からは自由でいられる。

    自分が言うことを直前に誰かが発言してしまい、でも教授に当てられた時は、Actually I was going to say that, however….と言いながら何とか違うことを話す訓練をする。 Something newを常に考えることになる。

    「付き合う人が固定化されてくると思考も固定化されやすい」

    笑いというのは一瞬のうちにその場の空気を変える効果がある・・・NASAの人が、彼らが最後に求めている条件として、「雰囲気を変えることができる」ということが重要だと述べていました。メンバーが対立関係にあったり、困難な問題に直面していて、全員が諦めそうになっているようなときに、リーダとして、その雰囲気を変えることができるか?という意味。

    「学ぶ」=「成長する」という意味においての「学ぶ」をいかに実現するかを考える必要がある。

    人間の成長には「MVP」という3大要素が必要だと述べてきた。M=mission、V=vision、P=passion。M=人や組織が挑戦すべき目標、V=ミッションに至る具体的な道筋、P=夢や目標にむかって燃やす情熱

  • パッションだよなーと思った。

  • 今北純一氏×船川淳志氏共著。
    2人+質問者の3人の対談本。

    教養、視点を変えること、質問力、自由であること…あらゆる物に対して、お2人の経験談や出会ってきた人たちの言葉を引用して書かれてる本。刺激的ー

  • いや、船川淳志さんと今北純一さんの対談本ですから、当然と言えば当然ながら、濃いです。濃すぎて、読後感を書こうにも書けずにいます。何を書いても陳腐になってしまうので。

  • 雑談。。。

  • 率直さと諦めない心と継続すること、自分と向き合い逃げないこと等々大事なことを新たに教わったり、改めて知ることができた。すくなくとも本に出てくる御三方は、逃げずに人生を生きているのだと知る事ができ、親近感が湧いた。
    最後の二つのエピソードは、電車の中で涙が止まらず、恥ずかしい気もしたが、清々しいものがあった。一読することを薦めます。何読するのはその人の自由。いい本だったと思う。

  • 『そろそろ、世界のフツーをはじめませんか』読了。★4つ(5点満点)
    http://www.amazon.co.jp/dp/4532318823

    船川さんと今北さんの対談本。
    グロービス生としては、相変わらずの船川節炸裂で気合を再注入される感じ(^^)
    今北さんの面白さもさることながら、「ツッコミ役」のYさんが(私とほぼ同年齢)が良い味出している。


    ◆世界のフツー
    1.自分の意見・見解を、複数の人間、しかも専門の異なる初対面の相手にでも、気後れすることなく、かつわかりやすく伝えることができる
    2.相手の話を聞いている時に、理解できないこと、不明なこと、興味を持ったことについて率直に質問することができる。
    3.自分の見解について、異なる立場の他者からの質問や提案を受けた時に、建設的な対話を展開することができる
    4.自分の国の歴史、文化、宗教、政治動向について相手から聞かれた場合に、バランス感覚を持ちつつ自分の定見を相手にわかりやすく説明できる
    5.日本人が自分一人という状況でも、多国籍チームや組織の中で、貢献ができる
    6.ユーモアの感覚、遊び心がある


    加えて
    ・不確実性と複雑性の高い環境の中で、「想定外」が当たり前と認識しながら、課題・問題に向き合うことができる
    ・学び続けれている

  • 自分の人生に対して言い訳したい人は読まなくていいと思う。

    ある人にとっては、今北さんと船川さんのメッセージが全く”ぴん”と来ないかもしれないし、大多数である、一度も転職したこともなければ、「アウェー」でたった一人で道を拓いた経験もなく、「ピン」(「包丁一本さらしにまいて」状態)で仕事をしたこともない人たちからしてみれば、「話は分かるけど、実感はわかない」かもしれない・・・。またはついついある種の「嫉妬心」から、二人の伝えたいことに対して、うがった見方をしたりして、直視したくない、逃げたくなる人もいるかもしれない。

    まあ、それも悪くはない。だって受け止め方は人それぞれ。
    本当に自分の成長を願い求めるなら、今北さんと船川さんの伝えたかったことから何らかのヒント、気づきが得られるのではないか、と思う一冊。
    異なる文化背景の人たちと伍していくためにはいかに自分のアイデンティティーの確立と、矜持、そして教養が重要か、よくわかりますね。

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