- Amazon.co.jp ・本 (317ページ)
- / ISBN・EAN: 9784532319144
作品紹介・あらすじ
反常識の業務改革とは?-普通のミドルが変革を起こし、社長・役員を味方につけ、メンバーの自主性を引き出し、ワンチームになって楽しく目標を達成!V字回復を目指して、30年ぶりに人事業務の大変革に普通の会社員が取り組み、見事に成功。その困難を克服した軌跡を描く迫真のノンフィクション。
感想・レビュー・書評
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現在、担当しているプロジェクトと重ね合わせながら、読みました。
類似点も多く、プロジェクトの難所に関しては普遍性があるのだなと、改めて感じました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
”プロジェクトファシリテーションの本。
読み進めるうちに、既読感があり、過去にちら読みした『プロジェクトファシリテーション』の増補新装版であることが判明…(^^;)
<キーフレーズ>
・「いーだーしっぺを発揮する」 (p.42)
※「こういう変革をしましょう!」と言い出しっぺになり、周りを巻き込む行動のこと
<抜書き>
・変革プロジェクトをやる必要があるとき、理想のリーダーを求めるのは青い鳥を探すのと同じです。(p.5)
・さまざまな問題が一挙に起こって収拾がつかなくなったり、途中であきらめてしまうことの方が多いはずです。
★一年ほどたった時、気づいたのです。「プロジェクトを管理してやる」という意気込みではなく、「プロジェクトをファシリテーションしよう。今まで会議をファシリテーションしてきたように」と思って毎日過ごしている(p.10)
★「おそらくいいつものようにプロジェクトは大変でしょう。でも、皆さんがその意識を持ち続けてくださる限り、最後にはうまくいくはずです。いっしょにお仕事ができるかと思うと、すごくワクワクしています」(p.27)
・「たまに人事に文句をいってくるから、人事部内ではちょっとした有名人だし、前から目を付けていたんだよ」
(略)
人事の文句を言ったら、人事の仕事か。この会社、文句をいうとやりたいことができるらしい。(p.35)
★ちなみにそういう行動を「いーだーしっぺを発揮する」と呼んでいる。リーダーシップのひとつの形、という気持ちをこめて…。(p.42)
・古河電工のプロジェクトでのいい出しっぺはひとりではなかった。キーとなる何人かがそれぞれ危機感を表明し、少しずつ同志を募り、語り合いながら意思を固めていった。
実はこの時点では、プロジェクトへの期待値は必ずしも一致していない。関さん、井上さん、伊藤さん、石井さんの4人も、「人材データベース」「業務集約センター」「経営への寄与」「システム更新による業務効率化」という具合である。でも、それでよいと思う。プロジェクトに対して、個人的な思い入れを持つことは重要だ。結局はこの「思い」がプロジェクトの原動力そのものなのだから。(p.42)
※dasのときにやったのはまさにこれ!
<きっかけ>
ともさんからお借り。” -
興味がわかない
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「ファシリテーション」「業務改革」というキーワードに惹かれた。
ノウハウ本かと思ったら、小説のように進んでいく。
物語として面白い。
成功するプロジェクトであっても危険なことはよく起こるというのが参考になる。 -
大プロジェクトのドキュメンタリー的ドキュメント。最後に書いてあったけどノウハウじゃなくて疑似体験型の本です。最近こういうのが好き。