ビジネス心理学大全

著者 :
  • 日経BP日本経済新聞出版本部
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  • Amazon.co.jp ・本 (271ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784532323509

作品紹介・あらすじ

●データ・ロジック+心理的要素が鍵に
 膨大なデータの蓄積が、次なるマーケット予測につながり、顧客に働きかける時代。相手を説得させるために、理詰めで考え、相手をうならせるプレゼン。仕事は省力化され、かつ、ターゲットをはずさないマーケティングがかなりの精度で行われるようになってきたとされる。社外でも社内でも。
 しかし、ステレオタイプ化したターゲット広告は、顧客の気持ち悪さを誘発し、スキのないプレゼンは、少しは口を挟みたい人の反感を買う。メンタルヘルスの社員は増え続け、コミュニケーション不足の会社は、分析が完璧でも実行力に欠ける。こういう時代でもあっても、心理学がビジネスを動かす要素としては欠かせない。
 本書は、ビジネスで必要な心理学の要諦を4ページ×70項目で解説するもの。

●職場の質問をベースに。図表をいれて理解力アップ
 著者の榎本氏がたずさわった実際のケースをクエスチョンにし、それに答えていくかたちになっている。見出しに心理学用語を残したことで、事例の意味づけを理解し、他のケースにも応用できるようにしている。ビジネス心理学の基本的考えが網羅できる一冊。

感想・レビュー・書評

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  • 心理学をついたビジネス観点。
    面白い!絶賛!

  • 社会人歴が長くなると本の内容は大体が理解できているハズです。なので当たり前の事が書かれています。
    その当たり前が通用しないから苦労する訳で、そこを心理学で…と期待するとガッカリすると思います。

  • そうかあ?なんじゃそりゃ?
    というのもある。あるけど、
    それよりも多くの学びを得ることはできた。
    だから、このような「大全」系の本は、
    辞書みたいな感覚で、
    全部は覚えられない、必要なものを会得する、
    という向き合い方で良いのだと思います。

  • 2021京都外大図書館プロジェクト Library Explore Mission(L.E.M.)学生選書
    京都外大図書館所蔵情報
    資料ID:649349、請求記号:335.14||Eno

  • 導入書としては良かったと思います。少し内容が浅い気がしました。

  • 最後の方は心理学というよりがっつりマーケティングの知識だった。それにマーケティングをさらっと出してる感じがして奥深さはない。
    職場等での人間関係を解決するような事例が載っているのだが、参考にしすぎるのは個人的には危ないと思う。
    さらっと読むには良い。
    いくつか出た心理学の効果は話のネタとして覚えておきたい。

  •  ビジネス系の心理学がどんなものか学ぶために図書館で借りた。
     ビジネス分野のモチベーション、人事評価、職場の人間関係、リーダーシップ、マーケティングに関する心理学を概観できる。各項目ごとに例示とともに心理学的な考え方が示されコンパクトにまとまって頭に入りやすい。
     もうすこしこん分野を勉強しようと思う。

  • ●職場の質問をベースに。図表をいれて理解力アップ
    著者の榎本氏がたずさわった実際のケースをクエスチョンにし、それに答えていくかたちになっている。見出しに心理学用語を残したことで、事例の意味づけを理解し、他のケースにも応用できるようにしている。ビジネス心理学の基本的考えが網羅できる一冊。【目次】
    chapter1モチベーションの心理学
    chapter2人事評価の心理学
    chapter3職場の人間関係の心理学
    chapter4リーダーシップの心理学
    chapter5マーケティングの心理学 (内容)
    データ+ロジックだけでは、仕事は前に進まない!マズロー、アドラーからカーネマンまで。モチベーション理論からコミュニケーション手法まで。エゴグラム、レジリエンス、行動経済学…ビジネスで必要な心理学の要諦50を紹介。

  • ◆仕事でも、勉強でも、趣味でも、外的報酬を強く意識すると楽しくなくなってしまうため、好奇心を刺激し、内発的動機づけを行うようにする。
    ◆指導する際に、本人の創意工夫を創出させるために、「問いかける調子」でアドバイスすることを意識する。
    ◆サイコグラフィック・セグメンテーションを行ったマーケティング戦略が消費者の欲求充足につながりやすくなる。

  • きっと良い発見がある本。本書ではタイトルの通り、ビジネスに関する心理学の問題を一通り学べる。私は筆者の著者『薄っぺらいのに自信満々な人たち』を読み、能力が低い人の能力を高めていくために、何をすべきかを知りたくて、本書を手に取った。答えは本書の中にあった。それは論理的な本を読ませること。そういう人たちは、自ら読者をする習慣が無いため、無理にでも勉強させることで、自己認知能力が高まるとのこと。良い収穫だった。その他にもビジネスをより良くするための知恵がたくさんある良書である。広くおすすめしたい。

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著者プロフィール

榎本 博明(えのもと・ひろあき):1955年東京生まれ。東京大学教育心理学科卒業。東京都立大学大学院心理学専攻博士課程中退。心理学博士。川村短期大学講師、 カリフォルニア大学客員研究員、大阪大学大学院助教授等を経て、現在MP人間科学研究所代表。産業能率大学兼任講師。著書に『〈自分らしさ〉って何だろう?』『「対人不安」って何だろう?』『「さみしさ」の力』(ちくまプリマ―新書)など。

「2023年 『勉強ができる子は何が違うのか』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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