職場の「感情」論

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  • 日本経済新聞出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (276ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784532323776

感想・レビュー・書評

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  • リモートワークで出てきた問題はもともと職場にあった問題で、それが表に出てきたに過ぎない。「心理的安全性」はリモートでより必要になってきている。近くにいないことで、より一緒に働くメンバーのことを信頼し、チームとして仕事を進めていく必要がある。成果に見合った給与をもらう、真の意味での成果主義の時代(成果をガツガツ求めていくだけではない)が今まさに目の前にある。決められた時間、職場にいる時間だけが仕事の成果になるSESの働き方って、やっぱり時代遅れなんじゃないかな。年長者だからという理由だけで「くん付け」する現場はほんとに多いけれど、やっぱり上下関係や年令に関係なく、「さん付け」やあだ名で呼んだ方が働きやすいと感じる。スポーツを例にしてのムドメーカーの役割の説明は分かりやすい。

  • 心理的安全性やスマホ脳に通ずるところも多く。納得できる内容だった。より突っ込んだ内容でこれからの示唆も含まれている。アカデミックなのに分かりやすく良著だと思う。

  • コロナ禍を受けてリモートワークの話も交えており、納得出来る内容。自身の会社で現在生じている問題と類似するものがあり、確かにこういう背景あると納得できた。

  • データがたくさんあり読みごたえがありました。
    日本人の仕事への意識だったり気質から始まり、リモートワークが何を生んだか、感情に支配される行動など。

  • いろんな資料と常識的な結論で面白い。

  • 読了

  • ワークとライフの統合
    仕事以外でもいいから情熱を持てるものを持つ
    ポジティブ:ネガティヴ=3:1
    逆境もチャンスと捉える
    リモートワークの問題はコミュニケーション不足

  • 人事コンサルタントの方の書いた職場の感情についてで、読み物として面白かった。例としてあげられている様々な人のケースのエピソードだけでも、面白い。
    ただし、ところどころ研究を引用しているが、かなり主観的で、「?」と思うところもあった。
    たとえば、論理的思考が重視されると感情が無視されるという論が2章にあるが、それは論理的思考の使い方が悪いたけで、どこまでも論理的でありながら人の感情に配慮できるような人材は私は何人も知っている。年功序列の日本型=ハートウォーミング、論理的な欧米型=感情を無視する、という考え方は成り立たない。世界の顧客向けで同僚の半分以上が外国人で英語が公用語の、グローバルな環境で働いている私は強くそう思う。
    他にもこういう、視野の広さが日本限定だなと思うところはちょくちょくあった。
    ただ、面白かったし、とても参考になった。

  • ワークライフインテグレーション(統合)

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著者プロフィール

人事・組織コンサルタント。株式会社HRアドバンテージ代表取締役社長。早稲田大学大学院社会科学研究科博士前期課程修了。
マーサージャパン株式会社代表取締役副社長を経て現職。人材の評価・選抜・育成および組織開発に関わる企業支援を専門とする。
主な著書に、『会社人生は「評判」で決まる』『ハイパフォーマー 彼らの法則』『仕事ができる人はなぜモチベーションにこだわらないのか』などがある。

「2021年 『職場の「感情」論』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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