ビジネススキル図鑑

著者 :
  • 日本経済新聞出版
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本棚登録 : 472
感想 : 25
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784532324131

作品紹介・あらすじ

そのスキル、まだ通用しますか?

3時間で50スキル「棚卸し」。

「転職を考えるときになってはじめて、他社で通用するスキルがないことに気がつく」
これは長期雇用・メンバーシップ型の日本企業に勤めるビジネスパーソンにありがちなパターン。
ジョブ型雇用にシフトしていくであろうビジネス環境において、まずは仕事に必要なスキルの全体像を知ることが必要。

本書は、職種を問わず必要となる50のビジネススキルを
思考系、対人系、組織系、業務系、知的生産系の5つのカテゴリーに分けビジュアルに紹介する。
各スキル4ページの構成で、スキルの標準的な考え方、具体的なスキルセット、さらにスキル習得の着手ポイントを解説。

読者は自身がすでに保持しているスキル、これから身につけるべきスキルの整理を網羅的に行うことが可能となり、「どんなスキルがあれば、自分の仕事がはかどるのか?」「これから身につけたいスキルは何か?」といった問いに答えられるようになる。

感想・レビュー・書評

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  • 仕事をする上で必要な3要素、知識、技能、態度と本書で紹介されている。そのうちの技能に当たるところがスキルである。スキルとは知っている状態からできる状態になって身につけたことになる。
    私達は、スキルの向上に務め、仕事の腕前を上げていかなければいけない。どんなスキルがあって、どんな職種で役に立つのかを整理しているのが本書。社会人がスキル向上を図るときの地図になるような本かな。
    自分の目指す道があるのであれば、その道を歩く上で必要な道具(スキル)を身に着けよう。たとえ、結果脇道にそれても役に立つ道具を身に着けていれば大丈夫だ。そんなスキルをポータブルスキルと呼んでいる。
    これから先変化は常に起こるものだ。今までやっていた仕事がなくなることだってあるし、技術の進歩が加速度的に早くなっている昨今、変化のスピードは早まっている。小手先ではなく、どんな職種となっても役に立てられるスキルを身に着けて、その完成度を磨き続けること。ビジネスマンは大変だけど、これを楽しめる人が活躍する世界なのだ。活躍したかったら、自ら行動を起こさないと活躍はできない。仕事が忙しい人ほど、工夫をして自ら時間を作って学習したりして。
    さぁ、どんなスキルを身に着けよう?そんなときに眺める本。

  • ビジネススキルの事が非常にシンプルでかつ要約されていると思います。
    ビジネススキルってどういうのがあるんだろうということ体系的にまとめられているので分かりやすいです。
    ビジネスに対する図鑑として手元に一冊あると便利だと思います。

  • ビジネススキルごとに整理され、シンプルでスキルの再確認できる本だと思う。
    自分に欠けているスキルについては、付録けら深掘りできるので、ビジネススキル入門参考書。
    個人的にはわかりやすく、頭の中を整理できてよかった。

  • 図鑑です。スキルが身につくものではありません。

  • 転職活動中読んだ

  • 自身のスキル棚卸しに活用できる。
    スキルの大分類の考え方は面白い。各スキルの説明もポイントの文字が強調されており読みやすい。中には無理やり10のスキルに入れられたように感じるものもあった。

  • 物の考えをシンプルに振り返りするには適したまとまり方。

  • ヒューマン/コンセプチュアルスキルに分類されるようなスキルをかなり網羅的に紹介していて、色んな考え方・フレームワークがあることを知れただけでも参考になった。テクニカルスキル系ももちろんブレイクダウンされているが、全ビジネスマンに向けたものであろうため、IT関連はさすがに薄い。本書からスキル名を知り、最後の方のブックガイドでより詳細を学んで一つずつアウトプット練習するのが良さそうと思った。

  • 仕事において求められるスキルが網羅されている1冊。これでビジネススキルをマスターできる、というのではなく、自分の達成度や不足点を知るといった、自らのスキルの棚卸に使えそう。また、上の年代の方なら部下の教育やマネジメントにも活用できそう。
    さらっと目を通すだけで、自分の達成できているところ、不完全なところを自覚することができて、モチベーションアップにもなった。
    カラー且つ図解でわかりやすかった。

  • ー能力を可視化する、からのレベル上げ。関連スキルを組み合わせて骨太になる。


     『スキル図鑑』と謳うからには資格関係が網羅されているのか、と思いましたが全然違いました。
    どこの会社に所属していても通用する『ポータブルスキル』について、5つのジャンルで分けて説明されています。
    本書の冒頭でも述べられていますが、行き詰ったときにそれぞれのスキルを調べるための辞書的な使い方をすると良さそうです。
    ただ、自分的には知らないことがとても多かったので片っ端から読み通しました。

    ①思考系のスキル⇒ロジカルシンキング、問題解決、定量分析など
    ⇒考え方のスキル、その提案や思考を多角的に見て問題がないか、あった場合はどうするかと考える事が多い。

    ②対人系のスキル⇒説得、アンガーマネジメント、アサーションなど
    ⇒顧客だけでなく、部下や上司との関わり方なども含まれる。『傾聴』がすべてにおいてキーワード。

    ③組織系のスキル⇒リーダーシップ、フォロワーシップ、キャリアデザインなど
    ⇒チームの動きをマネジメントする、潤滑油のようなスキル。チームビルディングにおいて必要なのは『心理的安全性』
    ※心理的安全性とは、組織の中で自分の考えや気持ちを誰に対してでも安心して発言できる状態のこと。

    ④業務系のスキル⇒タイムマネジメント、リスクマネジメント、報連相(確連報)など
    ⇒生産性の向上がメイン(エラー防止、業務改善、)+ビジネスマナー、ビジネス英語もここに含まれる。

    ⑤知的生産性のスキル⇒読書、情報収集、ノート、人脈造りなど
    ⇒脳を鍛えてセルフトレーニングする、もしくは、そのための環境造りを紹介。上質なアウトプットは、上質なインプット無しでは実現できない。


    面白いのがそれぞれスキル毎に連動する別のスキルがあり、その理由などが細かく解説してある点です。
    (例・『クレーム対応』と『アンガーマネジメント』のスキルは連動している。ストレスが溜まるクレーム対応は、怒りのメカニズムやコントロールのやり方を習得すれば重荷を軽減できる。)


    なんとなくやっていること。やろうと思っていたこと。やり方がわからなかったこと。ものすごく見直しできます。
    レベル上げ好きな方、超おすすめです。

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著者プロフィール

組織コンサルタント、日本ファシリテーション協会フェロー。大阪大学客員教授(テクノロジーデザイン論)。
1960年神戸市生まれ。大阪大学大学院工学研究科修了。ミノルタにて製品開発や営業企画、経営企画に従事したのち独立。2003年に日本ファシリテーション協会を有志とともに設立し、初代会長に就任。組織変革、企業合併、教育研修、NPOなど多彩な分野でファシリテーション活動を展開している。ロジカルかつハートウォーミングなファシリテーションに定評がある。

「2022年 『ファシリテーション・グラフィック[新版]』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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