冒険投資家ジム・ロジャーズ世界大発見
- 日経BPマーケティング(日本経済新聞出版 (2003年11月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (398ページ)
- / ISBN・EAN: 9784532350628
作品紹介・あらすじ
ウォール街で国際投資会社クォンタム・ファンドを共同で設立し、10年間で4000%を超える驚異的なリターンを実現し、37歳で引退。のち、生涯の夢であったバイクによる世界一周、六大陸横断10万マイルの旅を成し遂げたジム・ロジャース。116カ国・24万キロ、稀代の投資家の冒険旅行記。
感想・レビュー・書評
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初読
投資家ジムロジャースが98年末から01年末の3年間、
ベンツの改造車で世界を回った旅行記。
投資+旅の組み合わせがつまらない筈も無く…
もう20年近くも前の事なので、答え合わせもしようと思ったら出来るんだけど
概ね当たってる事が多いんじゃないかなーという予感。
投資家というポジショントークもあるし
経済合理性優先で言語は淘汰されるべき等
心情的に受け入れ難いところもあるけど
根底にある自由市場主義って裏返すと人間のより良い生活をしたい、
という気持ちを基本的に善として肯定しているという事なのかと思う。
最後、アメリカに戻ってきた時の章、
ジムが子供の時の墓参りの話が象徴的で。
昔は7月の太陽が照り付ける中草むしりをする集まりが嫌いだったが
誰かの提案で5月末に、事前に誰かにお金を払って掃除しておいてもらうようにしたら
とても楽しい行事になったと。
仕事を作り、対価を払い、それによって快適になる。
資本主義の幸福だ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
今更だが読んでみた。旅に出たくなる。
著者なりの”国”の見方が随所随所に見られる。
後半がやたら駆け足で過ぎていくのはなぜなんだろうか。 -
こんなに内容の濃い冒険譚(旅行記)は、読んだことがない。
もっとも有名な投資家ひとり、ジム・ロジャースが特別仕様のベンツで世界をその目で見て回った旅行記。
ただの旅人でも、冒険家でもない、聡明な目を持った投資家の旅行記を興味本位で読みはじめたが、内容の濃さに驚いた。
ジム・ロジャース、やはりただものではなかった「あたりまえだ)。 -
エマージング投資を考える際のヒントになるだろう。もちろん、著者のバイアスはあるだろうが、投資をしているものであれば、ジム・ロジャースのバイアスは全く問題ないだろう。
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自分がどれだけ小さな世界で生きてるかをしみじみ実感する。
これは楽しい。いくつか行ってみたい場所ができた。 -
世界中を旅して、投資、儲ける、遊ぶ。
理想の生き方をココに見た。でもそれから5年、、何にも変わっていない自分が。。
自分の目で見て、自分で判断して、結果を引き受ける。それでこそ人生ですかね^^ -
放浪旅行というと、普通は「お金のない側」からの視点で描かれることが多いけど、この人の場合は、投資家という「お金がある側」から見た世界になっているところが、他とは一線を画している。
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世界中を旅して、その現地で見たものを基準に投資をしている人です。もともとはジョージソロスとともにファンドをやっていた人です。ヘッジファンドの先駆けでしょうかね。おれも投資で成功を収めたら世界を飛び回ろうと思います。大金で出来る投資は人の為に出来ることが多いですからね。やはり実際に足を運ぶと言うことが大事なんだと思います。日本のエリートは金出してあとは知らないなんてよくある話です。アフリカのある国では日本人は一回でも来るべきだと言う話が出ていました。森喜朗元首相だけだそうですね、実際に見に行ったりしたのは。彼は胡散臭そうに見えて人としてちゃんと行動出来るところがとても評価出来ます。高速の情報化が進んでもこうやって足を運ぶ大切さを教えてくれる本です。
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投資家として成功しているだけでなく,世界を旅行して見識を高めている点に感銘をうけた。