「雇用を創る」構造改革: 伸びる生活支援型サービス業
- 日経BPマーケティング(日本経済新聞出版 (2004年4月1日発売)
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- Amazon.co.jp ・本 (244ページ)
- / ISBN・EAN: 9784532350765
感想・レビュー・書評
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<内容>
構造改革が「雇用」をもたらすと主張する。
筆者は低成長産業から高成長産業への労働力を移動させ、高成長産業は発展する事で「新たな雇用」が生まれるとする→この高成長産業が「生活支援型サービス業」である。
<感想>
筆者が本作を記したのが2004年であるので、構造改革で予想以上に社会の亀裂が進み格差が激しくなるとは思ってもいなかったのだろう。
想定していた中間層は、構造改革によって大きく縮小した。(新規に中間層が出現せず、定年後は購買力を減らす)。そして雇用を吸収すると期待された「生活支援型サービス業」は、保護規制の脆弱さや労働環境の劣悪さにより労働供給が追いつかず、今でも劣悪な産業のままである。
やはり想定が甘い。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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