山縣有朋の挫折: 誰がための地方自治改革
- 日経BPマーケティング(日本経済新聞出版 (2011年11月1日発売)
本棚登録 : 71人
感想 : 4件
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
- Amazon.co.jp ・本 (410ページ)
- / ISBN・EAN: 9784532354947
作品紹介・あらすじ
なぜ理想は歪められたのか攻防の軌跡に再生の鍵を探る。
感想・レビュー・書評
-
江戸時代からの自治の伝統を尊重し、地方自治を「立憲制の学校」として育てようと奮迅した山縣有朋の取組を中心に、近代日本の地方自治の歴史をたどっている。
参事会制など、地方自治を立憲主義の学校とするための山縣の試行錯誤は、現代の日本で地方政府形態の多元化などを考える上でも有益であり、本書のような形で、地方自治制度史を振り返ることは意味のあることだと感じた。
本書は現役官僚が執筆したものであり、実務に携わる者が独自に研究して本を出版するというその意気は買うものの、引用の仕方など、学術書として読むには不十分な点が少なくなく、構成としても必ずしも読みやすいものではないというのが、本書の難点である。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
松本崇『山縣有朋の挫折』
地方自治の本なのでためしに読んでみたのですが…うーん…まあ、面白いような面白くないような…可もなく不可もなくという感じでした^^;
山縣持ち上げすぎかなー、とは思ったのですが、まあ地方自治においては山縣はけっこう評価されているので、妥当だという事にしておきます。
地方自治って未だに日本じゃできてないんですよね…というか国が都道府県に口を出しているというよりかは、都道府県が国に頼り過ぎているという感じが私にはしますが…実際のところどうなのでしょうね。
個人的には後半の後藤と高橋の挫折を読んで、みんな挫折してるなーなんて思ったりしてました(笑)
全4件中 1 - 4件を表示