もう東京はいらない: 地域力を高めた9つの小さな町の大きな話

制作 : 日本経済新聞社 
  • 日経BPマーケティング(日本経済新聞出版
2.17
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本棚登録 : 67
感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (429ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784532356293

作品紹介・あらすじ

日経記者が日本各地に住み込み、東京に頼ることなく地域の自立をめざす人々の活動を見つめた記録。

感想・レビュー・書評

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  • タイトルが魅力的だったのでついつい高い金だして買ったんだが、、、

    良くも悪くもただの新聞記事のスクラップ本。「もう東京はいらない」なんてちょっと挑戦的なタイトルの割に内容はどこも過疎化高齢化で苦しんでる地方の現状が書かれているだけ。もちろん住民の必死の取り組みも紹介されてるけど衰退してる印象は否めない。

    記者ももっと深い考察してるのかとおもいきや、「こんな取り組みしてますよ〜」、「こういう活動もありますよー」っていう中学生の作文レベルの内容が散見されて、苦笑いも出ない。各章末にある藻谷っちの解説がなければもう目も当てられない。藻谷っちも苦言を呈してるレベル。

    星2つにしてもいいくらいだったのだが、後半の記者は多少深い考察がなされていたので同情の星3つ。前半の記者はただひたすら地方紹介作文に終始していて「もう東京はいらない」って主旨とも全然合ってない。

    以下、この本を読んでみての疑問点。
    ・たかだか1ヶ月程度の住み込み取材ごときでその地方のことをさも理解したかのような記述がなされていること
    ・基本的にどこも過疎化・高齢化が甚だしい地域なんだから若い記者を住まわせて若い年代の目線から見て、その地方の魅力は何なのか、逆に過疎化が加速している要因はどこにあるかということを考察したら面白いと思ったのに、取材に行った記者は全員「定年間近」。つまりジジイがジジババしかいない地方に行ってジジババ取材しただけ。もはや長期取材って言うよりただの慰安旅行じゃね?どうせなら、若手記者+定年間近記者2人で行かせて取材しながら議論したりしたら面白かったのに。なぜわざわざ「定年間近」の記者なんかいかせたのか。
    ・何度もいうが一体全体どのへんが「もう東京はいらない」なのか聞きたい。この本読んで「地方魅力的や!東京なんかいらんかったんや!」って思うやついないと思う。むしろ「地方ってやっぱ厳しいんやなー」って思うのが大半だろう。

    値段がクソ高かった割に期待を大きく裏切られた気持ちがでかい。図書館で借りてななめ読みすればいいレベル(特に前半)。

    後半はまあ多少は楽しめた、と最後にフォロー。

  • 20150926読了

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著者プロフィール

執筆は編集委員、コメンテーター。

「2022年 『これからの日本の論点2023』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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