- Amazon.co.jp ・本 (222ページ)
- / ISBN・EAN: 9784533041976
感想・レビュー・書評
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読始:2010.07.03
読了:2010.07.05
第1章:“大垣夜行”に乗った
第2章:「青春18きっぷ」の上手な使い方
第3章:「青春18きっぷ」でどこまで行くか
第4章:とことん「青春18きっぷ」
いわゆる基本事項はどの本にも載ってるようにこの本にも載っている
一番よかったのは第1章
「ムーンライトながら」のすごさ、いや青春18にかける人々の想い、青春18夜行にかける想いが十分すぎるほど伝わってきた
510円のプラチナチケットに早朝からならぶのもうなずける
関西へ向かう際、電車一本の差が後にかなりのタイムの差をうむことや、無理な乗換えをする理由など その場の臨場感がひしひしと伝わってきた
自分も若いうちに一度くらいはこういう無茶をしてみたいものだ
とりま夏の青春18をどう活用するか今考え中詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
青春18きっぷの原理や、青春18きっぷを使用して旅をする際の心構えなどを著者の体験を交えながらエッセイ風に説明した本。
要するにいかにモトをとるか、という話で、鉄道オタクではない自分にとっても案外面白い内容だった。特に「表定速度」や運転の頻度から計算して、いかに時間をかけずに多くの距離を稼げるかを判断する「乗りトク路線」というデータで、京都〜姫路の新快速が特急に負けない速さで走っているというのは面白いデータだった。他にも「1日でどこまで行けるか」、「モトをとるためにはどれだけ行けばよいか」、「待たずに乗れる路線はどこか」、「ムーンライトの運転日」など、青春18きっぷユーザーには欠かせない情報が詰め込まれている。
少しマニアックな部分もあってついていけない部分もあるが、別に気になるほどではなく、青春18きっぷをそれなりに利用したことのある人なら楽しめる旅行談もあって、旅に出たくなる本になっている。(08/11/21)