数学のしくみ (入門ビジュアルサイエンス)

著者 : 川久保勝夫

• 日本実業出版社 (1992年5月1日発売)

感想・レビュー・書評

[jaguringさんの感想 · 2011年4月2日]

本書は様々な数学分野の基本をやさしく解説した本である。

数学というのは長い歴史の中で育ってきた学問であるから「なぜ数学を勉強するのか」という答えは、数学史の中に隠れていることが多い。そのため数学書では数学史の記述が必要不可欠なはずなのに、紙面の都合から数学史について一切触れない本も珍しくない。
しかし本書は「なぜ数学を考えるのか」という疑問に答えるために書かれた本であるため、歴史的な背景がふんだんに盛り込まれている。この本を読んだ後に様々な数学分野を学べば、理解がしやすくなるであろう。そして様々な数学分野を学んだ後に、この本を一読すれば、数学の全体像が分かりやすくなるだろう。

[空水さんの感想 · 2004年9月30日]

いろいろな数学の問題について絵入りで分かりやすく説明。