- Amazon.co.jp ・本 (203ページ)
- / ISBN・EAN: 9784534024374
感想・レビュー・書評
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悪くはない。ときおり「その記述はおかしいんじゃないの」というのがあるけど、それもまた楽しみ方の一つだし。
でも古さは否めないし、抜けている説明も目につく。
たとえば香西秀信の著書と比べると、内容の充実度合いは一段落ちる。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
三段論法、命題と対偶など
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本棚1
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揚げ足を取るのは反論じゃない。
相手の結論を読み取りその結論に対する批判をする。 -
(S)
「正論なのに説得力のない人ムチャクチャなのに絶対に議論に勝つ人 正々堂々の詭弁術」という本を読んで、ちょっとファンになってしまった小野田博一さんの本。
タイトルどおり、論理的に話すための方法を、論理学の基礎と、論理学への現実的な適用方法を含めて説明している。この本は、事例が多く練習問題もたくさんついているので、勉強しながら読むことが出来る。
説得力に乏しい形式として「循環論法」というものが載っている。
その例として載っているのが以下の会話文。
p123より
自称権威者「私の言っていることは正しい」
質問者「なぜですか?」
自称権威者「私は権威者だからだ」
質問者「なぜあなたが権威者であると言えるのですか?」
自称権威者「それは私の発言が常に正しいからだ」
この例を見れば、馬鹿げたやり取りだ、と思うかもしれないが実際はこれにかなり近い会話がされていることもしばしばある。
話す側、聞く側のどちらになったときにも必要なスキルがこの本で身につく。 -
発言は正しい前提に立ち、結論をはっきり述べる。(前提と隠れた前提に注意)
反論は、発言の結論に対してする。(相手の発言をしっかり聞き、結論を正しくつかむ。
・「一般的に〜と考えられているから正しい」、は論理的な反論にはならない。
・インファランスの間違ったアーギュメントに注意
個人攻撃・専門家意見の誤用・循環論法・誤った二者択一を迫る・類比の間違い・早まった一般化・原因と結果の取り違え・内容の矛盾・多義表現・感情のこもった語の使用
発言の大原則は結論のみではなく「必ず前提を含ませる」
反論を行なうためには「相手の発言の欠陥を突く」
突くべき相手の発言の欠陥は、結論に関わる重要な点であること。
反論するためには、何よりもまず相手の話をよく聞くこと。
3/8-9