- Amazon.co.jp ・本 (477ページ)
- / ISBN・EAN: 9784534036100
感想・レビュー・書評
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株式会社における株主を無限責任とするか、有限責任とするか。歴史を紐解きながら、非常に分かりやすく、会計の必要性を論じる。結論は、有限責任となったが、そうなると、資金を集めるだけ集め、倒産してドロン、という無責任企業が生まれる。そのドロンを防ぐためには、資産状況と利益状況の報告をルール化しよう。こうして、会計の基礎が生まれる。日本近代会計史により、貸借対照表を財産目録と称しているのが、妙にしっくりきた。
下記、気になったくだり。
取引に関与しないものが管理を行う、職責分離の原則。個々人の善意に頼る人治主義には限界がある。
ロッキード事件で責任を取って自殺した、日商岩井の島田常務。そのような会社に尽くす時代は、企業側の余裕がなくなったことにより、消え去った。
重要な情報を伝えるメッセンジャーは、ことごとく斬られる ヤサの法典。 -
日本における「会計」の復権、信用の回復が必要と説く著者の主張には何の異論も無い。
第一部の外部会計の発想は、財務会計を大学で専攻した者としては、久しぶりに思い出す事も多く、なんだか復習のようにも感じた。
著書の会計に対する熱意は充分伝わるのだが、熱意があり過ぎたせいか、文章がくどいくどい。さらに引用分だらけで読んでいて疲れる。きっと、この本のメッセージは相当な会計マニアにしか届かないだろう。
かくいう私も、ほとんど流し読みでで、ついには途中で読むのをやめました。 -
木村剛氏の著作です。
US CPAの勉強をしている時、AUDIT(監査)についていまいちイメージを持てないでいたのですが、この本からヒントを得ることができました。
会計制度の歴史とか、結構興味深い内容が書かれてました。 -
おもに内部統制の重要性を説いている。
さまざまな会社の客観的な考察が多い。
”戦略”というイメージとはちょっと遠いんじゃないかな。 -
内部監査の重要性について認識が欠けていた私。
それをがっつり指摘している本。
ハウツー本的な側面は否めない気はする。 -
「会計学」の目的・機能を説明した良書。特に前半の歴史学的アプローチは興味深い(逆に後半のCOSOの説明はオリジナリティーを感じられない)
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(手持ち)
この人のブログは結構好きなんですが、この本は、後半自社の宣伝です(笑)。あと、彼がいう「創造的会計」は、今はもう一種の「粉飾」なんだけどなぁ。。。と思いつつ。わかりやすい本ではあるので星は2個。 -
会計がエキサイティングだということを知った本。