外国為替トレード 勝利の方程式

著者 :
  • 日本実業出版社
3.48
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感想 : 22
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  • Amazon.co.jp ・本 (246ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784534039422

作品紹介・あらすじ

勝ち組個人投資家になれる!15年間無敗のカリスマトレーダーが明かす最強のノウハウ。

感想・レビュー・書評

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  • 儲けているトレーダーには当たり前のことかもしれないが稼ぐ人の考え方がわかるのでとても良い本。あと、簡単に稼げると言ってないところが好感がもてるね。

  • 2.00

  •  トレードの戦略本かと思ったが、外国為替の仕組みとトレードの際のメンタルコントロールの話だった。
     期待していた内容とは違ったが、経験に裏付けられた内容で、説得力がある。
     また、テーマごとに簡潔に纏められており、スラスラと読み進めることができた。

  •  「為替トレーダの経歴をもつ著者がプロのノウハウを公開する」と表紙の副題にある。勝利の方程式というほどには特別なことはない、だからこそ基本が大事なのだと知る。

  • FXの手法ではなく、FXをやるにあたっての心構え、マーケットの癖、外国為替の基本的な知識の本。

    (1)決算
    欧米企業の決算は12月決算。最近は11月を決算月としている企業もある。また四半期決算を採用している。決算に向けてポジションを縮小するので、決算前はそれまでの動きと反対の動きをすることがある。
    具体的には3,6,9,12月の上旬から中旬。よって12月はドル高になりやすい。逆に期の始めの1,4,7,10は新しいポジションを積極的に作り始める。

    (2)季節
    ①1月
    欧米の企業の決算期はじめ、日本の正月休みの間に大きく市場を動かしてくる。12月後半の流れを継ぐことが多い。
    ②2月
    1月中旬から後半に米国大統領の教書が発表され、それを受けて動きが本格化する。
    ③3月
    日本企業の決算期。海外投資の利益を確定するため外貨売りが行われる。また期末は決算数字を固めるため企業の動きが鈍り、相場が閑散とする。また欧米の四半期決算でもある。
    ④4月
    日本の決算期はじめ。3/31~4/1にかけて相場が急変動するケースが多い。4月上旬はイースター休暇があるため動きは穏やか。
    中旬は新規の投資資金が市場に流入してくる。
    後半はゴールデンウィークのため旅行者が円売りする。
    ⑤5月
    GW開けは日本の投資家が新規投資を開始する。
    ⑥6月
    欧米企業の決算期、若干の調整が起きやすい。
    ⑦7月
    大きなイベントなし。
    ⑧8月
    夏休み。欧米では1か月程度休む人もいるので閑散としている。基本的の6~8は相場の中だるみが生じやすい。
    ⑨9月
    日本の中間決算期。欧米の四半期決算。
    ⑩10月
    下期スタート。4月と同じ。
    ⑪11月
    後半は米国の感謝祭休暇。休暇前にポジション調整が起こる。一部欧米企業は本決算。中旬から注意。
    ⑫12月
    欧米の決算。前半はポジション調整が起こり動きがそれまでと逆になる。中旬以降は休みになり閑散。
    欧米企業の自国内への利益送金が起こるため、どちらかといえば円安になりやすい。
    クリスマス前後は動きなし、2829から本格的に動きだす。

    (3)時間
    ①早朝
    朝の8時くらいから東京のディーラーが参加。日本の明け方に大きなニュースがあった場合は流動性のあるこの時間まで待って取引を仕掛けてきて大きな動きになる。
    ②午前中
    公示レートが9時55分に八表される。
    ③午後
    午後3時までは閑散。以降はヨーロッパが参入し活発化する。
    ④夜
    7~8時はロンドン市場も昼時なので閑散。9~10時から活発化し1~2時まで続く。
    ⑤深夜
    ロンドンが終了。その後はポジション調整で動きがゆっくりする。
    ⑥筆者
    8~9時、15~17時、21~26時が大きく動くため、ここで取引。

  • 為替の取引において,プロのディーラーがどのように戦略を立て,取引を実行しているかをディーラーの視点から書いた本である.
    勝率が問題でないことや,予測法ではなく,対処法を磨くことの重要性を教えてくれる.
    私たち投資家は,取引経験を通して,感覚的には理解できていても,なぜそうなのかは分からない,ということが多々ある.
    特に私のように理屈っぽい人間は,この状態が気持ち悪くて仕方ない.
    この本はそれをある程度理論で裏付け,プロディーラーが経験的実行していることや,考えていることを説明してくれるので,私にとっての気持ち悪さを軽減する良い薬となった.
    これも為替相場を手がけるなら読んで損はない本の一つだと言える.
    すぐには理解が困難なこともあるが,取引経験と共にその心理的なギャップが埋まってくるので早い段階で読むのが良い.

  • 知り合いからの紹介で読んだ本です。
    FXとか外貨MMFなどをやっている人は読むといいと思います。
    タイトルには勝利の方程式とありますが、当然ながらその方程式が書かれているわけではなく、トレードに望む姿勢であったり、考え方とかが記載されています。
    トレード初心者はもとより、ある程度トレードをしている人にとっても有用な本だと思います。

  • ☆☆$$まあまあ。$$今まで学んできたFXのポイントからずれていない内容。$$ポイントはノートへ。

  • 古い本(2005年度)ですが、トレードについての一般的な事柄が多いので、十分に読めました。どちらかと言えば初心者向けかな。

    本書独自の見解とか理論はありませんが、トレードへの心構えなど参考になるところも結構ありました。

    トレード手法としてはファンダメンタルズとテクニカルの両刀使いでした。

  • トレードだけではなく
    人生すべての闘いに通じる本だ。

    これは闘いについての本だ。
    本というのは読み方次第で
    いろいろと訴えかけてくる。
    人生は闘い。
    そう考えれば
    ひとつの闘いについての本から
    いろいろと教訓を得ることができる。

    外国為替トレードの
    参考資料としてももちろんだが
    人生の闘いについての教訓書としても
    深い味わいがある。

    心に残ったポイントを。
    ○負けるときは小さく勝つときは大きく
    ○むずかしい相場(闘い)は避ける簡単な相場(闘い)を見落とさない
    ○根底は人間の行動心理学
    ○チャンスは早い者勝ちの世界
    ○相場(闘い)の季節性・1日の動き
    ○政治ネタに敏感なアメリカ人
    ○相場(闘い)では入り口が大切
    ○復習を繰り返す
    ○順張り(流れに沿う)が基本
    ○レンジ相場(勝敗のわかりにくい局地戦)に手を出さない
    ○まず守り次に試す
    ○局面での負けを認める
    ○少数派を楽しむ
    ○流れもいつか変わる
    ○自分の限界を知る

    なかでも局面での負けを認める
    という言葉の意味は深い。
    負けを認められず
    その闘いにこだわり続けて
    かえって負けを大きくする。
    そんな経験がよみがえる。
    熱くなってさらに入れ込み
    さらに負けを大きくする。
    そこは潔く負けを認めることで
    負けを小さく止めることができ
    次の勝負へと向かうことができる。

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