会計を使って経済ニュースの謎を解く~決算書の読み方が変わる7つのエピソード

著者 :
  • 日本実業出版社
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本棚登録 : 139
感想 : 25
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  • Amazon.co.jp ・本 (197ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784534042071

作品紹介・あらすじ

「会計が難しい」「会計がつまらない」と感じるのは、決算書の数字と実際のビジネスがどのように結びついているかがイメージできないからです。本書では、「ビジネス」「会計」「決算書」をバランス良く説明し、それらがどのように結びついているかをイメージできるようになっています。

感想・レビュー・書評

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  • 会計のトリックを時事になぞらえて非常にわかりやすく解説してくれている。粉飾の仕組みやゴーンマジックなど、よく理解ができた。

  • 身近なニュースをもとに、会計のことがよくわかる解説書。

    甲子園球場の土地は時価155億円だけど、決算書では事業用資産だから取得価格(簿価)の800万円で載せる。

    日産のV字回復、売上げは減ったのに利益が増えたのは、大幅なリストラをしたから。

    楽天が赤字なのに株価が高いのは、買収した企業の負債を損失計上してはいるが、その企業の技術力や購買ブランド力(いわゆる「のれん」)のおかげで、実績がアップしているから。

    などなど、興味が尽きない。

    ライブドアやエンロンの粉飾決算の事例は、やや理解しがたかった。投資事業組合を通じて、「自己の株式の売却益を載せてはいけない損益計算書に記載し、本業では利益が上がっていないのに、利益が上がったように偽装、株を高値に吊り上げた」というもの。

    経営者が従業員や顧客ではなく、投資家ばかりのほうへ向いてるのを戒めるラストに納得。

    難点を挙げれば、後半の抽象的なお話については、もうすこし、図表を豊富にして説明してくれたらよかった。

  • 14/3

  • これから働く上で、自分の会社を理解するためには会計の勉強をしておく必要があると感じた。

    楽天、日産、ライブドアなどの素人でも聞いたことがあるようなニュースを題材に説明がなされていたので興味深く、軽く読み終わった。

    もう少し深い理解を得るには、何冊か読んでいく必要がある。

  • 売却済

  • 会計については、初歩の初歩。ライブドアとエンロンの事件について、少し解ったので良かったです。

  • ライブドアの粉飾決算や日産のV字回復など、大きなニュースになった経済の出来事を会計から読み解く入門書。極めて分かりやすく書かれています。個人的に会計の勉強をしているところなので、こういうケースを読み解くと非常にしっくり腹に落ちる感じがしますね。なので、逆にある程度会計が分かっていて、日経新聞やビジネス誌をきちんと読んでて、財務諸表も読めます、って人には逆に物足りない感じです。文章表現も若干丁寧すぎるくらいですしね。ライブドアについてはホリエモンの本を読んだ後だったので、ここで解説されていることが100%正しいかどうかはわかりませんが、まぁ世間の一般的な理解としてはこうなのでしょうね。入門書としては「餃子屋と高級フレンチ」よりも敷居が低いかと思います。

  • 会計について、ニュースのネタについてもわかりやすくまとまっていてよかったが、内容が少し少ないような気が…。でも読んでいて参考になる。

  • 少し話題となるニュースは古いものの、言われてみると「なぜかな?」と首をかしげる内容について、わかりやすく会計のルールに沿って説明されている。
    日産のゴーンによる改革についてもただのリストラ(首切り)ではなく、事業の再生であったこともわかり、ライブドアの粉飾については、ヤッパリ後付け的に感じ、現在堀江氏が収監されている事に関しては、この内容からも納得が出来ない問題であった。
    今、巷で騒がれているオリンパスの粉飾についても、同様に有罪となり収監されるのであろうか?

  • 会計の基本を知りたい人にはとてもわかりやすいと思う。ある程度入門書を読んだ人には物足りないかも。

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