- Amazon.co.jp ・本 (214ページ)
- / ISBN・EAN: 9784534043986
感想・レビュー・書評
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今まで読んできた物流やSCM関連の本の中で一番解りやすかった。
経営判断とオペレーションの切り分け、デカップリングポイント、PSI、見える化、システムのあり方、いずれの事項も非常に重要であると認識できた。
本の構成も、ほぼ全ての項目で、見開き1ページの中に文章と図表がまとまっていて、読み進めやすかったというのも、大きなポイント。
担当者からマネジメント層まで、一読してもらいたいと思える本。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
SCMの基本的な考え方と用語が一通り頭に入る
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SCM入門としてはよい。
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もはや役には立たんけど
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SCMをマネジメントの形態だとしてまとめた点が、初心者の自分にはとても勉強になった。
ともすると、物流がとうの、需給がどうのとなりがちなSCMを広い目で見て、
モノを売るところから
生産計画を作るところから
在庫をどう保つかということ
を、いかにマネジメントするかという話だった。
ただ平たい感じの内容なので、一回読めばOKかな。
事例紹介もあったが基本的に見開き1ページなので、詳しい背景などはあんまりわからないので、共感がしにくい。
ある程度SCMがわかってきた時に、もう一度読みたい本。 -
自分の会社のSCM関係に疑問不満を持つ人におすすめ。
SCMはマネジメントという意識を、上の人が持ってくれれば…。
会社の偉い人に読んでほしい本です。 -
SCMと叫ばれ始めたのは2000年前後で、このころから言葉自体は知っていたが、多くの人が認識しているように物流関係の話だと思っていたが、この本を読んで、物流というのはあくまで土台であり、ほんとうに必要なのは計画と、計画を正確にするための実績収集であることがよくわかった。製品を層別したり、どの期間で計画を組むか、会社の壁を取り払えるかがSCMでは重要で、これらが決まらないとまともなSCMシステムが組めないことも良くわかった。
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物流、在庫管理の本を読んできたので、1日でつまみ食いで読む。PSI活動をメインに記述している。
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SCMの考え方・基本がきっちり整理されている良書です。
具体的な例が少ないものの、考え方が非常に整理されています。
計画マネージメント(販売計画、需給計画、生産計画、調達計画)の重要性、指標管理の重要性を説き、SCM成功の為の「紐」解き・ポイントで締めくくられています。
見開き1ページで何を伝えたようとしているのかが明確で、非常に読み易いです。
初心者から精通している方まで、幅広く読める本です。 (ITA)
【ITA所有物】 -
著者は石川氏である。実は石川氏は、思考の「ボトルネックを解除しよう」を執筆
している事で有名。キャリアは、早稲田ー筑波大経営ーアクセンチュアー日本総研って
感じである。まぁ、SCMに関してはスペシャリストなんだろう。
個人的には、アマゾンの書評が良かった事と上記前作が良かった事で期待を込めて
読んでみた。
内容は、SCMについてである。図解なので、見開き二ページに1/4ぐらいの図や
フローチャート、画が載っていて、イメージしやすくなっている。
そして、肝心の内容だが、微妙である。何がポイントなのか良く分からないって感じ。
一番重要なのはなに?そのために何をしなくてはならないの?それをするにあたって
何が問題?そしてそれを解決するには何がある?といった体系だって説明していない点
なのか。それとも、全てが等質に扱われて、重要度が理解しにくい事かも。
とにかく、読んだ後の感想が、うーん、分かったような解らないような。
本書であれば、以前書評した「サプライチェーン経営入門」の方が分かりやすかった
と思う。
又は、まだSCMをした事がなく、リアルにイメージ出来なく、実感が沸かないから
理解出来ないのかもしれない。もう少し現場に出れば、評価が変わるかも知れないな。
そのような観点から、実務についている人にはお勧めできるかもしれないが、
SCMをまだ座学でしか学び得ないような人にとっては、お薦め出来ないと思う。