はやぶさ 世界初を実現した日本の力

著者 : 川口淳一郎

• 日本実業出版社 (2012年2月11日発売)

作品紹介・あらすじ

あなたの知らない「はやぶさ」の真実-プロジェクトマネージャーが明かす「はやぶさ」で本当に伝えたいこと。

感想・レビュー・書評

[ucym100さんの感想 · 2012年6月9日]

プロジェクトマネジャーとして、決して人間関係のバランス、円滑化をはかることはしない　彼らの意見表出を誘導することこれに限る
大学院生時代の恩師、故長友信人先生は、生前、「いま見えているものは、みな過去のものである」
会議で、”見える”意思決定を通して決めた
決断を先送りしない
ベストは目指さなくて良い、セカンドベストを甘んじて受け入れよ
気づかないものを、どうやって気づくようにするか

[きんちゃんさんの感想 · 2012年4月21日]

技術者、研究者としてとても共感でき、元気をもらえる書。話題性も合ってしかも非常に読みやすい文章。世界初、人類初へのこだわり、新しい発想の重要性を説く。「今見えているものはすべて過去のものでしかない。」何度も聴いた言葉ではあるが、改めて心を打つ。

[skylarkingkyさんの感想 · 2012年4月5日]

いくつかあるはやぶさ著作において、最後に補足的に書かれた作品のようです。特に制作された映画を引き合いに出しながら実際との違いをコメントされています。

印象的なのはセカンドベストで先に進む勇気が必要な事。

世界初、挑戦の意義がブレない事。

川口氏の描く未来宇宙航海イメージが面白かった。

[りぶっくま（安城市図書館ファン通信）さんの感想 · 2012年3月15日]

【新刊情報】はやぶさ世界初を実現した日本の力　538.9/ｶ　http://tinyurl.com/75qozv3　「はやぶさ」のプロジェクトマネージャーが、プロジェクト遂行の心構えや日本が世界に誇る技術、「はやぶさ」飛行の経緯から見る新事実等を明かす。 #安城

著者プロフィール

1955年、青森県弘前市生まれ。「はやぶさ」プロジェクトマネージャー。
京都大学工学部卒、東京大学大学院工学系研究科博士課程修了。工学博士。旧文部省宇宙科学研究所に助手として着任、2000年より教授。現在、宇宙航空研究開発機構（JAXA）宇宙科学研究所宇宙航行システム研究系研究主幹、月惑星探査プログラムグループプログラムディレクタ。専門はアストロダイナミクス、システム制御論。

「2012年 『はやぶさパワースポット50 = Hayabusa's Power Spot 50』 で使われていた紹介文から引用しています。」