社長のための1年で会社を黒字にする方法

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  • 日本実業出版社
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  • Amazon.co.jp ・本 (238ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784534050083

感想・レビュー・書評

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  • ー引用ー
    現状の業績や問題点などを把握せず、過去の分析なくして、未来の予測はできない
    1。当期の数値や指標と、過年度の数値や指標を比べる(比較)
    2。変動しているものについて、その変動理由を調べる(分析)
    3。変動理由を言語化する
    4。変動理由を書き留める(ドキュメントにする)
    5。何度も周知、啓蒙活動をする。(これって必要なんじゃないかなぁ。俺の追記)

    人間の記憶力なんてアテになならい。健康診断書でマラソンするぞっていっても、3日以内にわすれるでしょ。頭の中で記憶しておくのではなく、書き留めておかなければなりません。

    部署・役職でセクショナリズムが生じ、ムダな会議や調整がひつようになる。1週間に5営業日しかないなかで、週1日ー週2日が会議で潰れている中小企業がライバル企業に勝てる訳がない。

    一番いけないのは、「会して議せず、議して決せず、決して行われず」の状態。最低最悪。社長が一人が決済すれば数分で終わるような意思決定であれば、会議ではなく、稟議で決済すればよいのです。

    セールス、マーケティング、イノベーションを社長自ら同時並行で行わなくては行けない。つまり、既存顧客の売り上げを上げる、新規顧客の売り上げをあげる、新規事業の展開することである。種も蒔いていないし、水も上げていない、花が咲くはずがない。

  • 売上を上げる、融資を受ける、この二つしか浮かばない中小企業経営者には是非読んでいただきたいと思う一冊。
    経営コンサル初心者にもお勧め。

    経営の改善には、現状がどうなっているかを正確に把握し、対処していく必要があると思いますが、根本である現状がどうなっているか(今月はどんな成績だったか)を、素早く正確につかんでいる中小企業経営者は少ないと思います。
    本書ではダイエット法になぞらえて説明しておりますが、まさに初めの一歩はこれしかないと思います。俗に言う「予算管理」「予実管理」はこれにあたります。

    特に経営改善の手法で、キャッシュの確保、固定費の削減、変動費の削減、売上の増加の順で行うといった説明は、企業再生の基本だと思います。

    良書です。

  • 中小企業の経営者、及び我々のようなアドバイザーが指針とすべき黒字化手法が述べられている。
    ①キャッシュ最大化のために
    ②決算書を自社で作る
    ③正しく決算書を作るための注意点
    ④決算書を利用して分析する方法
    ⑤分析結果を利用して黒字化するために
    ⑴コスト削減⑵粗利率向上⑶売上向上(←ここは少し具体的でない)の順序で実施

    という流れが論理的かつ具体的な手法を挙げてまとめられている。何度もうなづける点があり、信金の査定や中小社長さんと話す機会がある前に読み直したい1冊。

  • さらっと読めたが、目新しさはなかった。稲盛和夫さんの本を読んでいる方には既知の内容が多いかもしれない。

  • 年商20億程度の会社で管理職をしている。友人の勧めで会社発展の参考になればと思い本書を読んでみた。
    内容はとてもわかりやすく、経理関係素人の私でも十分理解できた。
    永続企業になる条件はキャッシュの最大化であり、それを実現するにはPLの黒字化が不可欠である。
    PL黒字化には記録が正確でなければならない。
    そして、正確なPLを指標を判断材料としたうえ、コスト削減➡粗利率の向上➡売上向上を図り黒字化を実現していくという内容。

    利益アップには売上拡大ばかり意識してきたが、コスト削減の方が重要であることを認識した。これからはコスト削減をもっと意識して業務に取り組もうと思う。

  • 著者が好きだったので早速購入してみました。
    アーリーステージにある企業の経営者が読むべき本です。

    会計や経理を知らない方、ノウハウを知らない方にはとても重宝するとは思います。対象を中小企業とされているだけあってとてもわかり易いです。

    一番特筆すべきは本の内容ではなく、本の構成です。

    以下にわかりやすく人に伝えるかどうか、の視点から作成されていて、とてもすんなり入ってきます。

    膨大な資料を如何に整理して視覚的に伝えるか(伝わるか)はとても気にします。元システム屋の悲しい癖なんですが。。。


    で、じゃあどうやったらわかりやすいの?ということを、本書+自分のノウハウで考えた結論は以下です。


    1.今から話すことはこれです(フローチャートにて流れを書く)

    2.今はこのパートを話しています

    3.今こんな事話してました

    記載すると当たり前の事ですが、当たり前の事ができない人が多いので。。。
    プレゼンってジョブズみたいなダイナミックなものでなくても十分伝わるなーと思った今日この頃でした。


    内容自体は記録の大事さに終始していたなーと。

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