繁盛したければ、「やらないこと」を決めなさい

著者 :
  • 日本実業出版社
4.00
  • (2)
  • (3)
  • (2)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 32
感想 : 4
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (221ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784534052674

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 作業に抜けがないように、やることリストを作って
    日々取り組んでいる人は多いのではないでしょうか?

    一方、やることを絞り込むために
    やらないことリストを作る、
    というやり方もあります。

    本日ご紹介する本は、
    あれもこれもできない中小企業の戦略として、
    やらないことを決めることで強みに集中する。
    と言う考え方を紹介した1冊。


    ポイントは
    「他社がやらないこと」

    自社にできることを絞りに絞り、
    やらないことを決め、他社がやらないことをやる。
    そして、それを”やり続ける”。

    勝負できるようになるためには、
    やらないことはずっとやらない。
    やることはやり続ける。
    と言うことが重要です。


    「うちらしさ」

    どんな会社でも、なんとなく
    ”その会社らしさ”があるもの。

    ”これはうち、これは違う”という
    ”うちらしさ”を明確にすることが重要。

    そうすることで、やること、やらないことが
    より明確になります。


    「価格」

    収益性を高める要素は
     ①販売数量を増やす
     ②変動費を下げる
     ③固定費を下げる
     ④価格を上げる
    の4つ。

    このうち、価格を1%でも上げることができれば
    最も収益性が高くなります。

    そのためには、顧客にとっての価値を上げること。
    これに集中するのが最も作業効率が高いことになります。


    できないことはできない。
    しかし、できることでも、やらないという選択をして、
    やるべきことに集中し、やり続ける。

    知識は簡単に入手できます。
    しかし、経験はやってみないと手に入りません。
    なにをやり続ければいいかを選択し、
    経験を重ねることが、より重要な時代です。
    ぜひ、読んでみてください。

    ◆本から得た気づき◆
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
    「やらないこと」をまず決めることで、自ずと「強み」が見えてくる
    顧客の「不」への解が価値である
    「よくわからない」が当たり前である
    「うちは何屋さん」を商品、サービスで定義しない
    重要なのは「なにがあってもこれだけはやらない」を決める
    ブランドが重要な理由は、買物の現場で秒速判断で選んでもらうため
    低価格戦略は大企業しかとれない
    他社さんでもできることであれば、どうぞそちらにご依頼ください。
    できなくはないけど、そこまで必要か?
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

    ◆目次◆
    1 「やらないこと」を決めよう
    2 「小さいからこそ、できること」はないだろうか?
    3 うちって何屋さん?(これはうちだね、これは違うね)
    4 旗を立てよう(顧客の頭の中にある椅子取りゲーム)
    5 価格で選ばれよう
    6 お客さんとの「絆」を耕そう
    7 自らビジネスのハンドルを握ろう
    8 「やらないこと」発見法
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

  • 結局どうすればいいのか、読んでもよくわからない。

  • ”阪本啓一さんの新刊。

    <キーフレーズ>

    <きっかけ>
     近所の書店で見つけて購入。”

  • この本の例にTシャツのイージーさんの岸本さんの話が出てきます。「今の時代やろうと思えば大抵のことはできる」けど「そこまでやる必要があるか?」という言葉はいい言葉ですね。やらないことを決めると言うのは『「たった1人」を確実に振り向かせる』に通ずるステップかもしれない。先日、歴史秘話ヒストリアで今川義元をやっていたけど、桶狭間での織田信長の行動はやらないことを徹底的にそぎ落とし一点突破でそこに全資源を集中させ目標を遂行したって言うのを思い出しながら読みました。

全4件中 1 - 4件を表示

著者プロフィール

経営コンサルタント。ブランド・クリエイター。1958年生まれ。大阪大学人間科学部卒業。旭化成で建材営業に従事したのち、2000年4月に独立・渡米し、ニューヨークで経営コンサルティング会社Palmtree Inc.(現JOYWOW)を設立。現場感覚、消費者目線でのブランド戦略を得意とする。ビジョンは「世界にJOY(喜び)とWOW(感動)をもっと広げたい! 」。

「2017年 『「こんなもの誰が買うの?」がブランドになる 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

阪本啓一の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×