- Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
- / ISBN・EAN: 9784534057778
感想・レビュー・書評
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業務システムのデータモデルの実例を集めた本。具体例がこれだけ載っている本は珍しいので参考になる。ただし、やや製造業に偏っている。
気になるところとしては、リソース・イベントやイミュータブルデータモデル等の概念が出てこない、SQLアンチパターンのEntity-Attribute-Valueを推奨しているなど。現場の試行錯誤の結果生まれたやり方という感じで、理論的裏付けがあまりなさそうに見える。
あと、ローコード開発基盤があればシステム開発は簡単に行えるとして、開発工数をやたら低く見積もっているのだが、本当にそんなに上手くいくのだろうか。この部分は具体的な話が一切出て来ないのでもやもやする。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
個人的に大全集は好きだが、特に好み。昔にこういうのが欲しかった。業務上の事象などをデータモデルという形で整理されているのは改めてすごい。自分の知っている知識と比較しながら読むのもおもしろい。
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書名に偽りありと感じる。
実際の業務を想定した高度なモデリング例が列挙されているのかと思いきや、前半の半分程度はデータモデリングの初歩的なことについて説明しており、後半についても業務知識を説明しながら基本的なモデリングを紹介していて、少なくとも自分が書名から想像した内容ではなかった。『業務データモデリング入門』くらいのタイトルが良かったのではないか。
また、基本的な事柄の列挙という点では一定の価値がある一方で、設計や開発の方針・方法についてかなり偏りが感じられる(例として SQL アンチパターンの Entity Attribute Value を採用しない見積もりは工数水増しだと断じている)など読む上で注意が必要であり、入門書としても勧めにくい。 -
データモデルのモデリングについて詳しく書かれていて勉強になりました。練習問題があるので理解を深めやすいです。後半は簿記の知識も出てくるので難しく感じましたが、何度か読み直したいと思います。
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過去の著者が書かれている本の内容を、時代変化分を織り込んで出された本というイメージ。
データモデルの大切さを繰り返し述べている。
関連知識として、簿記の大切さも。
製造業に関連する内容が多いので、その関係に携わった事がある人でないと、理解が難しいかもしれない。