ミクロ経済学入門 (シリーズ・新エコノミクス)

著者 :
  • 日本評論社
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  • Amazon.co.jp ・本 (261ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784535041165

作品紹介・あらすじ

まったくの初学者を対象とした、経済学学習の最初の一冊。ミクロ経済学の教科書でありながら、むずかしい数式はいっさいなし。ていねいな解説と直感的に理解できる図によって、読者をミクロ経済学の世界へ導く。

感想・レビュー・書評

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  • 亡くなる前々日に著者が下さったもの。

    「このテキストは、僕の思いが込められています。早稲田政経を出て、東大大学院に行っても、世間では恩師のことも全く知られておらず…。恩師だけでなく、当時の政経はひどかった。もっと勉強したいのですが、どのような勉強方法をとるべきかを聞いても、おまえはできるから自分で何とかなるだろうと、恩師からも、また当時恩師が指導する大学院のお弟子さんからも言われてしまった。早稲田に戻っても、恩師からは陰で「学風が違う」とも言われていた。小難しいことはともかく、使える経済学を政経で身につけたと認めてもらえるように、自分が学び始めた頃につまずいたことをできるだけ思い出しながら、それらを自分がどのように納得していったのか、その道のりを後輩達に見せて、その反響が知りたかった。それに、理論研究ばかりしていて清野が書くものは小難しいと思っている同業者にも、僕の頭の中は実は非常に単純、現実を理解するうえでの単純さを重視すると同時に、それだけでは把握できないものを、だからこそ、明確にするだけの概念枠組みを、自分が見つけるだけでなく、後輩達にも、出発点として見せてみたい。そんな思いで、書き上げたものです。だから、本文だけでなく、練習問題にも、僕の経済についての見方をちりばめるように努めました。
    kocoanさんなら、その工夫と思いがわかってもらえるかも知れないと思って、贈呈しました。」

    授業で使ったものらしく、チョークの跡などがついていて泣ける。合掌

  • この本はとても分かりやすいから、先生の授業には出なくても大丈夫。
    ・・・正直、そう思ってました。でも、先生の授業、もっと聞いておけばよかったです。

    ご冥福をお祈りいたします。

  • 思っていたより、わかりやすい。

  • 山口大学 経済学部 ミクロ経済学部の教科書

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著者プロフィール

清野 一治(キヨノ カズハル)
1957年生まれ.85年東京大学大学院経済学研究科修了(経済学博士).大阪大学を経て,早稲田大学政治経済学術院教授.2009年6月死去.

「2014年 『スティグリッツ マクロ経済学(第4版)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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