環境と貿易  WTOと多国間環境協定の法と経済学

著者 :
  • 日本評論社
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  • Amazon.co.jp ・本 (350ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784535555792

作品紹介・あらすじ

環境保護と貿易の利益をいかに両立させるか?環境と貿易に関するさまざまな論点を経済学と法学の双方から分析し、有効な環境・貿易政策とガット/WTO法の望ましい解釈を提示する。

感想・レビュー・書評

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  • まだ読み途中だけども。

    経済学の「貿易と環境」分野は、
    過去数十年で研究が蓄積されていて、
    欧米ではすでにテキストが出版されてるものの、
    日本語の専門書はいまだに出版されてませんでした。
    なのでこの本が最初の日本語の専門書になります。

    貿易と環境の実務と研究両方に関わってる山下さんによる、
    貿易(政策)が環境(政策)に与える影響に関する理論、
    あるいは環境政策が貿易(政策)に与える影響に関する理論の説明は、
    海外のsurvey paperに比べてもかなり分かりやすいと思いました。
    この分野で研究していきたいと思ってる自分としては、
    今年この本が出版されたのは相当嬉しい!

    経済理論に関する説明もあるけど、
    一方「法と経済」という名前の通り、
    GATT・WTOの取組等についても解説されてるので、
    国際法を勉強してる方にもおすすめの1冊

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著者プロフィール

キヤノングローバル戦略研究所研究主幹。
1977 年東京大学法学部卒業。ミシガン大学行政学修士、同大学応用経済学修士。博士(農学)。農林水産省ガット室長、地域振興課長、農村振興局次長などを経て、2008年より独立行政法人経済産業研究所上席研究員、2010年よりキヤノングローバル戦略研究所研究主幹。
主な著書に、『国民と消費者重視の農政改革 ―― WTO・FTA時代を生き抜く農業戦略』(東洋経済新報社、2004年)、『食の安全と貿易 ―― WTO・SPS協定の法と経済分析』(編著、日本評論社、2008年)、『環境と貿易 ―― WTOと多国間環境協定の法と経済学』(日本評論社、2011年)、『日本農業は世界に勝てる』(日本経済新聞出版社、2015年)など。

「2016年 『経済政策論 日本と世界が直面する諸課題』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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