相対化する知性 人工知能が世界の見方をどう変えるのか

  • 日本評論社
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  • Amazon.co.jp ・本 (360ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784535559073

感想・レビュー・書評

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  • 記号系と動物系という区分け。
    無数の特徴量を扱えるようになったというパラダイムシフト。
    強い同型論が指し示す、人類の思考のアップデートの予感。

  • 人工知能と共存する方法を見出すため、読みました。本書の内容を一言でいうと「全ては可謬的であるという理念だけが、無謬の真理になりうる、というのを認識すること」です。人工知能は脅威ではなく、人間の能力をさらに高める存在である。

  • 請求記号 007.1/N 87

  • 東2法経図・6F開架:007.1A/N87s//K

  • 技術的パースペクティブと哲学的パースペクティブから人工知能が導く未来を描き出した本書はかなりタフな読み応えだ。

    一冊の本に深層学習の専門的な解説とハイエクやヘーゲルが同居している点が大きな特徴。そして、深層学習の詳細な解説があるからこそ、強い同型論などへの理解が深まる。知的好奇心が刺激される。

    可謬性を持つ、という観点が新鮮であり、かつ納得感があった。
    とかく人は正解を求めたがる。自分は正しいのだ、正しい大きなものにまかれているのだという拠り所を求める。
    そこには無謬性の追求があるわけだが、そうなってしまうと無謬性を死守するために現実を歪曲させてしまうことになる。
    畢竟、可謬性を前提とするべきだと結論されるわけだ。
    これは肝に銘じておきたい。

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著者プロフィール

経済産業研究所コンサルティングフェロー、経済産業省商務情報政策局長

「2020年 『相対化する知性』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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