新医療経済学

  • 日本評論社
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784535559233

作品紹介・あらすじ

医療にまつわる意思決定や政策決定の際、「エビデンス」はどう使われるべきか。医療や介護の費用対効果について解説する。

感想・レビュー・書評

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  • 文章が簡潔でわかりやすい。
    日本の皆保険制度の持続可能性に疑問を持つ人におすすめ。
    参考文献が充実しており合わせて読み進めたい。

  • 「医療経済学」の書名に惹かれて手に取ったが正直裏切られた。分析の書であって、意志決定へ導くものではない。
    取り上げられる事項がミクロなので、現在の日本が直面している大きな国家課題とは世界が違うようだ。
    ただでさえ複雑怪奇な日本の社会保障制度について、現状を整理するきっかけにすらならない本書は、一体何のために、誰のために書かれたのだろう?
    むしろ猪瀬直樹氏が最近出された「医療・介護産業」についての著作を、私は薦めたい。日本の国家課題に向き合う誠実さがある。学術論文には遠いかも知れないが。

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著者プロフィール

1963年生まれ。86年、国際基督教大学卒業。93年、ウィスコンシン大学マディソン校経済学研究科修了、Ph.D.取得。世界銀行(ワシントンDC)勤務ののち95年に帰国、横浜国立大学経済学部助教授。2004年、一橋大学大学院国際企業戦略研究科教授に就任。05年、同大大学院経済学研究科および国際・公共政策大学院教授となり、現在に至る。専門は医療経済学、公共経済学。政府税制調査会特別委員、日本放送協会経営委員、日本学術会議会員、財務総研「医療・介護に関する研究会」座長などを歴任。
主要業績
『医療サービス需要の経済分析』(共著)、日本経済新聞社、2002年
『アジアの医療保障制度』(編)、東京大学出版会、2009年
『新医療経済学』(共著)、日本評論社、2019年  ほか論文多数。

「2024年 『地域医療の経済学』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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