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- Amazon.co.jp ・本 (195ページ)
- / ISBN・EAN: 9784535560338
感想・レビュー・書評
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社会福祉とは関係がないように思われるかもしれませんが、家庭裁判所の調査官の仕事は、実質的にはケースワーク(個別援助技術)です。
この本では、児童福祉の分野で、少年非行や犯罪を犯さざるを得なかった少年の家庭背景やその心理的な状況について書かれています。また最近、マスコミにも話題に上る虐待についても触れられています。これまでには家庭裁判所調査官の仕事について、このような形では書かれることはありませんでしが、重要なことを読みやすくまとめられています。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「非行少年」の奥にある、深みが垣間見える気がした。少年たちを、筆者が暖かく、人間らしく見つめているのが印象的でした。
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家庭裁判所調査官である著者が、さまざまな少年犯罪と関わってきた、その事例を語る本です。ですが、この本は堅苦しい法律や犯罪を扱う本ではありません。どの事例にも、犯罪を犯した少年少女一人一人、および彼らを育てた周囲の環境と正面から向き合おうとする、著者の真剣で暖かいまなざしが注がれており、それが間接的に社会や家庭に対する問題提起となっています。法律のジャンルに入れてしまいましたが、心理学のジャンルに入れてもいいと思われる本です。
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