- Amazon.co.jp ・本 (202ページ)
- / ISBN・EAN: 9784535562189
作品紹介・あらすじ
日本人の特性をあらわすキーワード…それは「依存性」にほかならない。『危ない精神分析』で論争を巻き起こした著者による渾身の書き下ろし。
感想・レビュー・書評
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依存症と呼ばれるものがどのように語られているのか知ってみたくて読んだ。印象としてはかなり広範囲にその傾向を認めることができそう。特に日本において。そもそも自分は日本人である。ということに立てば印象は違うような気もする。これを読む範囲では、どのようにでも言えそう。確かに言えることが少ない気がする割にその射程はけっこうあるのでこういう書き方になると危うい使われ方を簡単に思い浮かべることが出来る。過ぎたケースを是正する目安としてならなんとなく分かる気もする。著者のフィルターを通してだけれどその分野でどのような話になっているのか大まかなことに触れることが出来た。
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なぜ「NO」がいえない
癒し系などのやさしげななキャラがもてはやされる
和を尊ぶ経営運営がなされるのか
ブランドや権威によわいのか?
日本人の特性をあらわすキーワード。
それは・・「依存症」にほかならない。 -
パーソナリティ障害研究の大家ミロンの見解に基づいて
依存性パーソナリティ障害について、筆者の臨床経験も交えながら書かれた本。
研究史ではボーンスタインの著作も参考にしていた。
パーソナリティ障害の中でも依存性パーソナリティ障害は脚光を浴びにくいので
あまり資料がなくて困っていたのだけれど
この本1冊で歴史から臨床での注意点までカバーされていて、概観をつかむにはよかった。 -
基礎研の参考書。