わたしもじだいのいちぶです 川崎桜本・ハルモニたちがつづった生活史

制作 : 康 潤伊  鈴木 宏子  丹野 清人 
  • 日本評論社
4.00
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本棚登録 : 34
感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784535587281

作品紹介・あらすじ

磯部涼氏(ライター/『ルポ 川崎』著者)、温又柔氏(小説家)推薦!

ふるえる手でつづった一字一字が、過去・現在・未来を語り出す――
学ぶことをあきらめなかったハルモニ(おばあさん)たちの、鮮やかな生の記録。

川崎臨海部の工業地帯に位置する小さな町・桜本。
戦前から今に至るまで、様々なルーツを持つ人々を受け入れてきたこの町に、字の読み書きが困難な在日コリアンや日系移民の女性たちの集う識字学級がある。
差別や戦争が原因で、高齢になるまで学習の機会を奪われてきた彼女たちは、この教室で文字を手にし、自らの人生について書きつづるなかで、心の奥にしまわれていた記憶や思いをひとつひとつ言葉にしてきた。
本書に収められた作文は、故郷を離れてたどりついた町の片隅で、汗を流して働き、家族を支えながら生きてきた女性たちの確かな経験を伝えてくれる。
それらは同時に、この社会の現在と未来をも照らし出す。
いま聞き届けるべき声がここにある。

感想・レビュー・書評

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  • <書評>少数者が得た自己表現の言葉(評:中村一成=フリージャーナリスト)
    わたしもじだいのいちぶです:どうしん電子版(北海道新聞)
    https://www.hokkaido-np.co.jp/article/296458?rct=s_books

    東京新聞:在日1世ら、半生つづり出版 識字学級で読み書き学ぶ:話題のニュース(TOKYO Web)
    http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2019012201001334.html

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    磯部涼氏(ライター/『ルポ 川崎』著者)、温又柔氏(小説家)推薦!

    ふるえる手でつづった一字一字が、過去・現在・未来を語り出す――
    学ぶことをあきらめなかったハルモニ(おばあさん)たちの、鮮やかな生の記録。

    川崎臨海部の工業地帯に位置する小さな町・桜本。
    戦前から今に至るまで、様々なルーツを持つ人々を受け入れてきたこの町に、字の読み書きが困難な在日コリアンや日系移民の女性たちの集う識字学級がある。
    差別や戦争が原因で、高齢になるまで学習の機会を奪われてきた彼女たちは、この教室で文字を手にし、自らの人生について書きつづるなかで、心の奥にしまわれていた記憶や思いをひとつひとつ言葉にしてきた。
    本書に収められた作文は、故郷を離れてたどりついた町の片隅で、汗を流して働き、家族を支えながら生きてきた女性たちの確かな経験を伝えてくれる。
    それらは同時に、この社会の現在と未来をも照らし出す。
    いま聞き届けるべき声がここにある。

    [重要なお知らせ]
    2019年1月23日、矢野泉氏から、本書191頁・197-198頁で氏の論文を引用・注釈している箇所の記述について抗議を受けました。精査の結果、不適切な点があったことを認めここにお詫びいたします。詳細はこちらをご覧ください。
    https://www.nippyo.co.jp/shop/book/7942.html

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著者プロフィール

早稲田大学大学院教育学研究科博士後期課程(日本近現代文学、在日朝鮮人文学)▼「柳美里『8月の果て』における非‐「本名」─創氏改名の陰としての号と源氏名」(『昭和文学研究』76号、二〇一七年三月)、「教材としての鷺沢萠『ケナリも花、サクラも花』─異文化コミュニケーションの不/可能性」(『文学・語学』216号、二〇一六年八月)。

「2018年 『日記文化から近代日本を問う』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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