いきいき物理わくわく実験 (1)

制作 : 愛知物理サークル  岐阜物理サークル 

• 日本評論社 (2002年3月1日発売)

感想・レビュー・書評

[ゆうせいさんの感想 · 2017年6月25日]

きっかけになる、アイデア集として有用な実験手引書。

大学のAC入試レポートの参考書として購入。文章は最小限、図と少しかわいい絵を豊富に用いて、実験装置の構成と作り方や考察のポイントが原則1ページに1実験テーマとコンパクトに、わかりやすくまとめられている。シリーズ中では最も、振動・波動に関する基礎実験が多い印象。
座学だけでは“ホンマでっか??”な理論を、検証する術を与えてくれる。実験好きにはネタ帳として有用で、絵を眺めているだけで製作意欲をそそられるものもある。特に、実験の失敗を回避するための注意点や、勘違いをしやすい理論と実験の着目点といったノウハウが豊富な点が評価できる。
ただし、現役の学校の先生のために書いた授業手引書としての性格が強く、学校の理科室で見たことはあるけれど家庭には無い機器が多く使われていて、個人で実践するには難があるのが欠点。理論的背景の解説も最低限しかない。

目次
1.パフォーマンス物理
2.ワァー　きれい！
3.実験はダイナミックに！
4.からだがナットク！
5.技術のからくりをあばく
6.これなら誰だって簡単にできる
7.遊びと生活の中で
8.エッ！？どうして？
9.これはいい工夫だ！
10.見えないものが見える！
11.本質にせまる実験

[sist-tosyo-conさんの感想 · 2016年1月25日]

所在：展示架
請求記号：375.424　A23
資料ID:11501520

手軽に面白くできる物理の実験が数多く挙げられているため、これから教員を目指す人や、高校の物理をもう一度復習したいという方にオススメの一冊です。
選書担当：HS