オイラー博士の素敵な数式

  • 日本評論社
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本棚登録 : 39
感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (372ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784535784772

作品紹介・あらすじ

整数論、解析学から電気工学まで、オイラーの公式をユーモアたっぷりのエピソードとともに、新しい視点で紹介。

感想・レビュー・書評

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  • オイラーの発見した数学的事実は、通常の天才数学者の数倍はあるほどの多産であった。多産であった故、本書にあるとおり、数学史上5本の指に入るほど偉大であった。 あまりにも多産であったためオイラーの数学を一冊の本にまとめることは不可能である。このため、本書ではオイラーが発見した数式 e^iπ+1=0を中心にした解析、電子工学の解説をする。 本書冒頭に、本書を理解するには大学数学科3年生の学力が必要になるとある。この但し書きに偽りはなく、まったくその通り。無限級数、微分、積分の式で紙面半分を埋め尽くした本書を、解析を離れて18年が経つ私が完全理解するのは不可能。ここまでハードな一般書はまずないだろう。とはいえ、間違いなく良書、面白かった。

  • 171103 中央図書館
    オイラーの業績から主要なものをピックアップし、数式展開を厭わずに数学風味な記述でエッセー風に。フーリエ解析の章が面白い。

  • 以前からオイラーの公式はあまりに唐突だと感じてました。
    例えば、「デジタル信号処理」とかの講義では例のマクローリン展開で証明するんですが、
    納得感はないですよね(微分を使ったものも同様)

    いくら天才でも あの公式がいきなり出てくるはずはない!と
    まぁ、数論に関してはまったく勉強不足でしたから、そうは思ってたんですが。
    目から鱗っていうか、最も美しい公式の一つ に到達するまでの足跡がよくわかりました。(遅い!?)

    講義にうまく反映させたいとおもっていますが、、、

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