リーマン予想のこれまでとこれから: 1859-2009

  • 日本評論社
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  • Amazon.co.jp ・本 (181ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784535785502

感想・レビュー・書評

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  • セルバーグ・リーマン関数との連想から、リーマン予想そのものの解決へと迫る。

    数論、線形代数、複素解析、関数解析、フーリエ変換の基礎さえ前提とすればテンポも見通しも良く、最先端まで誘ってくれる良書。

  • ゼータ関数に興味を持ったので入門的な感覚で読んでみましたがちょっと難し過ぎました・・・。もう少し初歩的な本で基本を押させてからリベンジしたいと思います。

  • 【著 者】小山 信也 (こやま しんや) 理工学部生体医工学科 教授〔ゼータ関数〕 / 黒川 信重 

    2009年、“数学史上最大の難問”である「リーマン予想」が、その問題提起から150年を迎えた。「リーマン予想」とは、一見無秩序に見える“素数”の配列に規則性があると仮定し、それを解明しようというもの。私たちの社会は「素数の規則が明らかにならないこと」を前提に構築されているため、これが証明されると、多様な場面で使用されているパスワードなどの「暗号」の安全性に影響を及ぼす可能性があるという!

    2009年12月に理工学書ベストセラーランキングで1位を獲得した本書は、「リーマン予想」に深く関わる「ゼータ関数」の第一人者、東京工業大学の黒川教授と東洋大学理工学部の小山教授が執筆。数学が物理学に、そして第12章では「生体」への繋がりにも言及されている。数学者をとりこにしてきた、魅惑の世界が広がる一冊。

  • 2009年、“数学史上最大の難問”である「リーマン予想」が、その問題提起から150年を迎えた。「リーマン予想」とは、一見無秩序に見える“素数”の配列に規則性があると仮定し、それを解明しようというもの。私たちの社会は「素数の規則が明らかにならないこと」を前提に構築されているため、これが証明されると、多様な場面で使用されているパスワードなどの「暗号」の安全性に影響を及ぼす可能性があるという!

    昨年12月に理工学書ベストセラーランキングで1位を獲得した本書は、「リーマン予想」に深く関わる「ゼータ関数」の第一人者、東京工業大学の黒川教授と東洋大学理工学部の小山信也教授が執筆。数学が物理学に、そして第12章では「生体」への繋がりにも言及されている。数学者をとりこにしてきた、魅惑の世界が広がる一冊。

  • 2009年の年末、NHK教育の特集番組でこの「リーマン予想」という概念を初めて知りました。私は数学のできない理系人間なのですが(中途半端ですね・・・A^_^;) こういう風にシロウトにもわかりやすく映像化してくれると、何だか数学ができる人間になったみたいな気がします。この本もそういう風になっていたらいいな。

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著者プロフィール

黒川信重(くろかわ のぶしげ)
1952年栃木県生まれ。
1975年東京工業大学理学部数学科卒業。
現在,東京工業大学名誉教授。
   専門は数論、特に絶対数学、多重三角関数論、ゼータ関数論
著書は『リーマン予想の150年』岩波書店、他多数。

「2019年 『リーマン予想の今,そして解決への展望』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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