プレイセラピーへの手びき  関係の綾をどう読みとるか (こころの科学叢書 )

著者 :
  • 日本評論社
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (221ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784535804265

作品紹介・あらすじ

ただ遊んでいればよくなる、という誤解をやさしく解きほぐし、実際のセラピーを実況中継さながらに懇切丁寧に解説。

感想・レビュー・書評

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  • プレイセラピーは難しい。
    どのように設定するか、どのように感じ取るか、どのように沿っていくか。
    ヒントがたくさんあった。
    私は著者の考え方に共感するところが多かった。

  • クライエントと自分との関係を大事にし、その中にどんな手がかりがあり、自分がどのように感じ、そこから読み取れるその子の状態や状況、その子が困っていること等を丁寧に書いている。何よりも著者が目の前にいる子を大事にしていることがひしひしと感じる。温かい人なんだなって思った。また、著者がセラピーで困った状況に対して行った原則破りの対応もいくつか紹介されている。それも、迫力があり、また、それだけの覚悟と度胸をもってPr.で子どもと会ってるんだなと思った。他にも心理療法をするうえで大切なことがたくさん詰まっている。おすすめ(o^ ^o)

  • 子どもの遊びをどう捉えたらいいのか、とても丁寧に説明してくれる。
    どう理解して、どう関わるか、考えさせてくれる1冊。
    何度も読んで感覚を養いたい。

  • 購入しようと思います。
    とてもやさしいことばでていねいに書かれてあって、こどもや保護者と接する際の自分の行為を1つ1つていねいにふりかえるきっかけになります。
    また、言語化出来る所は言語化する努力が必要だと改めて感じました。

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著者プロフィール

臨床心理士。1954年生まれ。東京都立大学大学院文学研究科心理学専攻課程修了、文学博士。花クリニック精神神経科勤務(~2021年3月)、東京大学大学院教育学研究科臨床心理学コース教授(~2011年3月)、学習院大学文学部心理学科教授(~2021年3月)ほか歴任。著書に『母と子のこころの相談室』(医学書院、改訂新版:山王出版)、『ひきこもりの家族関係』(講談社+α文庫)、『心理臨床への手びき』(東京大学出版会)、『プレイセラピーへの手びき』『関係を育てる心理臨床』(日本評論社)ほか。

「2021年 『障碍の児のこころ 関係性のなかでの育ち』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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