精神医学の実在と虚構

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  • 日本評論社
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  • Amazon.co.jp ・本 (217ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784535984059

感想・レビュー・書評

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  • 私とほぼ同世代の人が書いた物で、著者が訳したガミーの著作にもいたく共感したので、この著者の本はボチボチ読んでいる。私どもの世代は古い世代と新しい世代の中間というか狭間の世代で、古きを知って新しきを知る得な世代だと自分では思っているが。本題に戻ると著者の論文を改めて著者が解説することで、精神医学の本質そして科学性を論考した著作。最終的にはガミーの多元主義の解説でまとまるが、現時点ではバランスの取れた論考だと私は思う。

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著者プロフィール

村井俊哉(むらい・としや)
1966年大阪府生まれ。京都大学大学院医学研究科修了。医学博士。専門は臨床精神医学一般、行動神経学、高次脳機能障害の臨床。マックスプランク認知神経科学研究所、京都大学医学部附属病院助手などを経て、現在、京都大学大学院医学研究科教授。著書に『人の気持ちがわかる脳』(ちくま新書)、『精神医学の概念デバイス』(創元社)、『統合失調症』(岩波新書)など多数がある。

「2021年 『はじめての精神医学』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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