超古代文明の秘密―古代文字が明かす

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  • Amazon.co.jp ・本 (228ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784537024227

感想・レビュー・書評

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  • 歴史研究家・鈴木旭氏の、1995年の著作。日本文芸社からラクダ・ブックスの一冊として刊行。

    基本的には、アヒルクサ文字をはじめとした古代文字についての内容ですが、鈴木氏が青森県の黒又山の調査に参加した後の著作だからか、黒又山周辺で検出された岩に刻まれた文字(ペトログリフ)について、多くのページを割いています。
    鈴木氏はこの作品とほぼ同時期に、学研から歴史群像新書の一冊として刊行された、黒又山の構造について書かれた『日本ピラミッドの謎 』という著作があるので、この作品とは姉妹作という感じでしょうか。
    黒又山の調査に関わった鈴木氏の、専門分野としてはこちらの岩刻文字だそうです。
    古代文字についての説明は、他の著者の著書の内容をまとめているだけなので、そうした先行する他作品との差別化は、黒又山に関したものしか無いはずですが、肝心の黒又山周辺の写真図版の岩刻文字が非常に見づらい。『日本ピラミッドの謎 』の写真図版のほうが、もっと見やすかったです。
    この点は、非常に残念でしたね。

  • 文字が大陸から日本に伝えられたと言うのは誤りです。

    超古代史には沢山の文字が残されています。(神代文字、アヘルクサ文字、イズモ文字、トヨクニ文字、アヒル文字、カタカムナ文字)

    さらに、世界の古代文字はすべて日本の古代文字をもとにしているという研究もあるーーおおいに研究すべきである。

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著者プロフィール

昭和22年6月、山形県天童市に生を受ける。法政大学第一文学部中退。地理学、史学専攻。高校が電子工業高校だったためか、理工系的発想で史学を論じる。手始めに佐治芳彦氏と共に「超古代文化論」で縄文文化論を再構成し、独自のピラミッド研究から環太平洋学会に所属して黒又山(秋田県)の総合調査を実施したのは有名な話。以後、環太平洋諸国地域を踏査。G・ハンコック氏と共に与那国島(沖縄県)の海底遺跡調査。新発見で話題になった。しかし、あくまで本業は歴史ノンフィクション作家業。「歴史群像」(学研)創刊に携わって以来、「歴史読本」(新人物往来社)「歴史街道」(PHP)「歴史法廷」(世界文化社)「歴史Eye」(日本文芸社)で満遍なく活躍。『うつけ信長』では「第1回歴史群像大賞」を受賞した。他に『明治維新とは何だったのか?』(日本時事評論社)『本間光丘』(ダイヤモンド社)など著書多数。歴史コメンテーターとして各種テレビ番組にも出演。幅広い知識と広い視野に立った史論が度々話題となる。NPO法人八潮ハーモニー理事長として地域文化活動でも活躍中。行動する歴史作家である。

「2020年 『眠れなくなるほど面白い 図解 世界史』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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