- Amazon.co.jp ・マンガ (171ページ)
- / ISBN・EAN: 9784537131338
感想・レビュー・書評
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社会には、自身の手を汚さないと解決できない問題がある。手段によっては法に触れることもあるだろう。
法や道徳は、社会に生きる大多数の人々を幸福にするために存在する。(窃盗が合法だったら、夜も眠れないだろう。)ただ、大多数にとっての幸せは、全体の幸せとイコールではない。必ず、大多数にあてはまらない少数が存在する。この少数の抱える問題を、法や道徳で解決することはできない。彼らを救えるのは、法や常識に囚われていない人、もっと正確に言えば、法や常識を破ることができる人である。
実際、莉央の抱える問題は、常識や法に囚われた人には解決できなかった。真実のように、時には法や道徳を犯してでも、たった一人を救える人間になりたい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
みんなそれぞれ悩みがありネガティブ!センシティブというべきか。それがテーマだと思うんですけど、全員暗いところがある。
主人公が急に2階ぐらいの高さの木に登ったりとか無理でしょとか思うけど(工場勤務じゃなくてとび職なら納得なんだけど…)色々と救われる内容だった。 -
もどかしい!(笑)
タイトルの通りの物語なんだけれども、自分の中の、弱さと言うか……ああ、情けねぇなぁと言うところがこれでもかとさらされていて、読んでいて恥ずかしい。
萌え絵柄で、ラブコメ展開がある意味救いです。はい。
これ、エンディングを迎える頃にはどんなお話になっているのだろう。楽しみ。 -
中卒労働者から始める高校生活1-2巻:こんな良作を知らなかったとは…
http://orecen.com/manga/chusotsu-worker01-02/ -
自分で自分を決めつけてはいけない。この言葉は1巻から通して言われてましたが、この巻で真実がその意味をちゃんと理解してくれたのが嬉しかったです。
何もできなくはない。真実は自分で自分を決めつけるくせがありました。それは環境のせいもあったけれども人間関係の面においてもそれは顔を出していて、自分ができる範囲を決めつけて動いていました。若葉のときもあくまで相手の気持ちを理解して受け入れてくれることがわかっていたからこそ逃げ込もうとしてました。だけど、そんな真実が自分の中に引っかかっていた莉央への気持ちを決めつけてないで行動できたのが素直に嬉しかったです。そして今まで決めつけていたすべての感情の吐露を見た時はなんだかこちらも心がすく思いでした。自分で自分を決めつけなければ何もできなくはないんですよね。
ココロちぎれる青春コメディもやっと鬱屈なきもちからハッピーな方向に向いてくれるのかな?若葉もできれば幸せになって欲しいですが、そこらへんも拾ってくれるのかな?一回の気付きで人生変われる人もいると思いますが、変われたあとが一番大変ってのは世の常ですからそういったところでまた真実がどういった答えをだすのか見守りたいです。