ギフト±(7) (ニチブンコミックス)

著者 : ナガテユカ

• 日本文芸社 (2017年2月18日発売)

作品紹介・あらすじ

まるで機械の如く、純粋無垢な心で冷酷に標的を解体する命の分配人。
鈴原環は、何の為に産まれてきたのか。その壮絶な真相が明かされる。
タカシの発想、加藤の協力、そして環という“求めし者”ーー。
全てのピースが揃った時、彼等の仕事は始まった。
明らかになる過去と、予測不能な未来。
臓器売買の底無しの闇に踏み込む第７巻！！

感想・レビュー・書評

[charmie11さんの感想 · 2021年8月31日]

秋光正がプティシャトンに通っていたのは買春ではなく臓器提供者の母親探し．

林先生は密談の最中に今まで違法に臓器を提供してきたタカシが秋光タカシであることに気付く．

事件の影響で眠る環をレイプする？タカシ．実は環は起きていて気付いていた．

環の主治医が潜入している理由は，環に移植した心臓の出どころを知るため．

環は自分の心臓にペースメーカーをつけて欲しいと加藤に伝える．環はタカシがおかしくなったのも自分の心臓が最近おかしいからだと思っているのかな．今後も捕鯨を続けるために必要だと結論づけたみたい．執刀医も務める主治医．手術中に心臓の細胞を取り出し，心臓の出どころを調べる．

リュウは次期首相と目されている松川議員とコネを作る．

タカシも環もデザイナーベイビー．渉への臓器移植のために生まれた．タカシが若い頃は渉の体力がなかったため，タカシの臓器が移植されることはなかった．万が一に備えて，タカシを次男として籍を入れた．

タカシは病院を立て直すために研究に投資することに．この研究部門への投資はどこかでクジラと交わることもあるかもしれないけど，基本的には病院経営は合法で行くっぽい．

環の主治医が加藤とつなげたい大物は人民解放軍の大物である曹．

松川はプティシャトンで暴力のはけ口を探していた．バックに切られて横領で逮捕請求されるも逃亡．環に捕まりクジラに．

[あんコさんの感想 · 2017年3月14日]

鈴原環は相棒のタカシと共に
臓器売買グループの中核を担う謎の女子高生。
彼らの獲物は社会のクズで
生きる価値がないと判断した凶悪犯を解体し
臓器を摘出するが…って感じの
臓器を奪うだけの漫画だと思ったのに
いつの間にか、国家権力の汚職やら何やらと話が予想外の展開。
そして動き出す中国人民解放軍と大陸の黒社会。
今回は環の出生の秘密と
カタシの出生の秘密も明らかになる。
タカシをハニートラップに掛ける心臓外科・神崎と
腹の底が読めないタカシの腹心・加藤…
この話はどこに行きつくのだろう？
先の読めない展開で面白い(≧∇≦)ｂ ＯＫ