ギフト±(8) (ニチブンコミックス)

著者 : ナガテ・ユカ

• 日本文芸社 (2017年5月19日発売)

作品紹介・あらすじ

心臓手術を終え氷の心を取り戻し、再び冷酷に仕事を進める環。
だが琢磨への想いは消えず、苛立つタカシは梨世の元へ。
そして日本の臓器売買ビジネスに目を付けた、“大陸”の超大物…。闇は海を越え、日中の暗闘を呼ぶ…！
徐々に、だが確実に狂い出す歯車。
野望と思惑が幾重にも交差する、驚愕の第８巻！！

感想・レビュー・書評

[charmie11さんの感想 · 2021年9月2日]

記者の名前は廣瀬．

加藤とリュウの出会いはリュウが子供の頃に街のならず者として暴れていたときに加藤がリュウを一人の人間として接してくれたから．そんなリュウが果糖に対して自分か環のどちらかを選べ，自分は環を殺すと言い出す．リュウの仕事は大陸系組織への潜入と無力化．潜入者である自分を取るか，さもなければ環を殺すという．その理由は環に対して抱いた恐怖を克服するため．加藤はリュウを撃つも外す．平和的なお別れってことなのかな？

松川の関係者を洗い出し曹の存在に気付いた記者は瑞希と情報共有．

林先生は自身が行っている闇臓器移植に関わる臓器売買業者に環が関わっているかもしれないと瑞希に言われたことが気になり，新規の臓器移植を断る．
林先生は瑞希とのカラオケ密会でブローカーとの出会いを語る．それは英病院の放火直後．謎の団体に拉致され新しい身分と引き換えに臓器移植ネットワークに加わることを要求される．このネットワークで扱い臓器は凶悪犯罪者のもの，患者は大金を払い，無免許の闇医者が移植する．経験の浅い林先生が失敗した所で誰も訴えないという．今回移植を断ったことで組織に殺されることを覚悟した林先生は環を救うことを瑞希に頼む．記者は林先生に逃げることを提案．日を改めて偽造パスポートを渡す廣瀬．戦場に逃げると良いと提案．

環の主治医が曹に会わせたいのは加藤ではなくタカシ．早速対談．中国では臓器が過剰供給状態にあるらしく，2000体分の臓器をタカシに譲渡すると提案する．中国内での輸送手段の悪さと医師不足から臓器が余っているという．この臓器は移植だけではなく再生医療の研究にも使えると言い出す曹．研究に力を入れ始めた極秋会には渡りに船．でも，倫理審査とかで不正に得られた臓器だってバレると思うけど，そんなことないのかね．曹は臓器を提供する代わりに研究成果を共有したいと提案．タカシは環の主治医梨世がスパイかと疑い，加藤に梨世の調査を指示．

加藤は環と瑞希が会ってはならないと思っていて，何かしらの手を打とうとする．林先生が疾走したことをタカシに伝える加藤．タカシは林先生の殺害を暗に指示．

環の主治医が依頼したDNA鑑定．環の心臓だっけ？もともと100万円という話が1000万円でも安いと増額を要求される．梨世はパスワードをゲットしてから鑑定を依頼した男を殺す．


林先生への思いを募らす環．ストーカー気味で気付くタカシ．
環は交番で林先生の存在を尋ねる．その噂話を書で聞いた加藤と瑞希．瑞希は環の行方を知るため交番から調査をスタートする．
環の後をつける怪しい影．実は環レイプ未遂事件の主犯．自分をレイプした父親を殺すことを手伝って欲しい．父親が出所してから性的虐待が始まった．この子の父親はかつて女子高生を殺して刑務所ぐらしを送っていた．コンクリ事件のパクリ．んで，その父親は娘をレイプしている時に過去を思い出して興奮する．といったところで，実は環を自分の代わりに父親に捧げるために家に連れてきた．まじでクソじゃん．

[あんコさんの感想 · 2017年7月8日]

徐々に色んな繋がりが見えてきた1冊。
臓器売買グループの崇の側近であり
刑事の加藤とチャイニーズマフィアの劉と繋がり…。
英 琢磨がどうして闇医者の林になったのか？
タカシをハニートラップに掛けた神崎梨世
と中国人民解放軍の曹国良の関係…。

琢磨は身の危険を感じ一旦身を隠すが
その頃環は琢磨先生を強く意識するようになり
自分でも琢磨先生を探そうとする。

そして今度は環が同級生の手によって危機に…。
次巻が楽しみ(〃艸〃)ﾑﾌｯ　
しかし、中国の臓器売買の話はありそうな話で怖いﾋｨｨｨｨｨ(ﾟﾛﾟ;ﾉ)ﾉ