ギフト±(9) (ニチブンコミックス)

著者 : ナガテ・ユカ

• 日本文芸社 (2017年9月7日発売)

作品紹介・あらすじ

琢磨への思いを募らせ、自ら動き出した環。
しかし琢磨は国外へと逃げた後だった。
そんな中、環を追う瑞希と廣瀬は加藤の衝撃の過去に辿り着く。
タカシの臓器ビジネスに目をつけた中国に加え、ちらつく米国の影。
水面下で繰り広げられる情報戦、ぶつかり合う各々の思惑。
加速度的に深化する第９巻！！

感想・レビュー・書評

[charmie11さんの感想 · 2021年9月3日]

環を生贄に差し出した女の子．やはり父親に命令されていた．環はいたって冷静に「父親を殺したい」というのは本心だろうと言う．娘は父親を裏切り，父親はクジラとして確保・解体，娘と母親は遠い地で療養することになった．やはり環の中に人の心みたいなものが芽生えつつあり自分でも理解している．

梨世は二重スパイで曹を裏切りアメリカに転身しようとしている．

加藤はかつてアメリカの軍人病院か何かで秋光翁と出会っていた．そこで何か臓器移植をしたのかな？人体実験だったけど加藤に移植した臓器はうまく適合しているようだ．

加藤は瑞希の動きを制限するため，瑞希を謹慎に追い込む．
瑞希は廣瀬と結託して，クジラの話をSNSで拡散するようハッカーを雇い環を誘い出そうとする．廣瀬は加藤の過去を洗いだし，上記の情報のうち，加藤と秋光翁が一緒に写っている写真を見つける．廣瀬は瑞希に手を引けと言ったりしてセックス．

加藤は更に瑞希を牽制するため，自身が所属する捜査一課へ移動させる．
なんかよくわからないやつが環のストーカーっぽくなって，別人の内臓を手に入れてフランケンシュタイン環みたいなものを作ろうとしている？
そのストーカーの被害者の肝臓抜き取り殺人事件の捜査を加藤・瑞希が担当することになる．

[あんコさんの感想 · 2017年9月18日]

『父親を殺すのを手伝って欲しい』と
クラスメイトのさゆりに頼まれた環。
さゆりの家に行くと環はさゆりの父に襲われ、
さゆりもそれに一枚噛んでいた。
友達だと思っていたさゆりに騙された環だけど……。
環のペースメーカーのGPSで
環の危機を感じ取ったタカシは加藤に環の元へ行くよう命じる。

梨世の今後の動き。
感情を持ち始めた環。
加藤の過去の一部。
加藤に正面からぶつかる覚悟を決めた桜田刑事、
SNSに流れた"鯨"の情報。
SNSに影響を受けた殺人犯…と、
今回も話が進み予想もつかない展開で面白い。＼(◎o◎)／