ギフト±(11) (ニチブンコミックス)

著者 : ナガテユカ

• 日本文芸社 (2018年3月19日発売)

作品紹介・あらすじ

再三の忠告をタカシに無視された加藤は、 リュウを使って独自に曹の正体に迫ろうとする。
一方、タカシへの小さな不信を胸に琢磨を探す環は、 宗教団体・天廻功と巡り合う。
そこにはおぞましい大陸の“不都合な真実”が隠されていて――。 善悪の境界を問う！！ 深遠なる“臓器売買”ミステリー！！

感想・レビュー・書評

[charmie11さんの感想 · 2021年9月4日]

梨世はチンピラを雇って環を殺そうとするもリュウが阻止．リュウが加藤に警告の電話をすると，加藤は最後の頼みと曹について調べるよう頼む．

環は公園で天廻功という気功の修行をしている集団に勧誘される．タカシは関わるなと言うが，環は素直な気持ちを打ち明け道場に誘われる．道場で座禅を組み，意識の底で林先生に会う環．近所のクレーマーが天廻功に突撃するも，暖簾に腕押し状態でかわしつつ酒でも飲もうと誘う幹部っぽいやつ．環を帰らせたあと，クレーマーを縛って無理やり酒を飲ませ拷問．ボコボコに殴った挙げ句，クレーマーは今までの落書きなどは全て自分が行ったことと自白．何故か心の底から後悔しつつ，天廻功のリーダーになつくような感じに．オウム真理教も同じような感じだったのかな．
天廻功のナナセは2回目の中絶手術が終わって10日経つのにお腹が痛い．ナナセを殺して臓器を取り出すリーダー．

曹の腹には手術痕があり，かつて公安にいた頃移植手術を受けていた．公安では天廻功の弾圧をしていた．曹は表向きは存在しないことになっている中国の超法規的な組織の実質的なトップ．その組織は天廻功を狩るためだけに作られた．日本でも広まりつつある天廻功を狩ることで，より質の高い臓器を収穫するということ．曹がタカシに譲渡しようとしていた臓器2000人分は天廻功の信者の臓器．

加藤には若くして亡くなった兄がおり，廣瀬は瑞希に対して加藤を籠絡するには亡くなった兄から攻略することを提案．

環は天廻功の道場で嗅いだ匂いが麻酔の匂いであることに気付き，夜中に道場に忍び込むも信者に見つかる．環はリーダーのヌクイから麻酔，血，臓器の臭いがすると言い放つ．一方ヌクイもSNSで話題になっている都市伝説クジラと環が関係していることを指摘する．ヌクイは医療ミスで医者を辞めることになった元外科医．天廻功に入っても信者の解体？臓器摘出？を任されていると言い出す．取ってはいけないクジラを殺したヌクイに対して激高する環．ペースメーカが作動しない．気を失った環を仲間にしようと言い出すヌクイ．本心は臓器摘出を手伝わせるための洗脳．

曹とタカシの対談．信用がどうのというタカシに自分を上と認めただろうと言う曹．どうなるんだ！

[JONEYさんの感想 · 2019年1月4日]

風呂敷広げて来たけどちゃんと畳めるんですかね…？

解決するだけの力も無いのに単独行動してとっ捕まってるたまきみたいなキャラが凄い苦手だから後半読んでてキイイイ…てなってしまった。

[あんコさんの感想 · 2018年5月12日]

神崎先生から環を助けたリュウ。
加藤はそのリュウに最後の頼みをする、
秋光正翁と曹国良の繋がりとは？
そして偶然に公園で天廻功のグループと知り合った環。
天廻功の教えに自分は移植をしてるから手遅れだと言うとそれは前世の業(カルマ)のせいだと。
実は天廻功は中国のカルト教団で
大陸では臓器売買の供給源の一つだった…。

なんて言うか…ここまでスケールの大きい話になるとは!!Σ(･ω･ﾉ)ﾉ！
環にはポリシーがあるけど、大陸側はビジネス。
カルト教団の洗脳って怖い…((((；ﾟДﾟ))))ｶﾞｸｶﾞｸﾌﾞﾙﾌﾞﾙ