ギフト±(12) (ニチブンコミックス)

著者 : ナガテユカ

• 日本文芸社 (2018年6月20日発売)

作品紹介・あらすじ

大陸の臓器供給源と噂される新興宗教・天廻功。その組織を陰で操る謎の存在“尊師様”の正体とは！？
大陸、天廻功、タカシ、そして再び蠢き出した闇の住人達。
環を巡る争いは、新しい局面を迎える！！

感想・レビュー・書評

[charmie11さんの感想 · 2021年9月4日]

曹は天廻功の中にいる犯罪者達をクジラにする．その中には堕胎をした人間も含むと聞いて拒絶反応を示すタカシ．今日のところはいったん解散．

環の消息が知れず，ペースメーカのGPSも作動していないため焦るタカシ．最後にGPSを確認できた天廻功の道場に着くも誰もいない．天廻功の集団は環を別の場所に連れて行った．

天廻功の尊師と連絡をとっていたヌクイ．次の羊の解体は環に手伝わせる予定．羊という言葉を使うってことは，尊師は曹？ヌクイはシイナに次の羊の準備を手伝うように言う．
夜中にこっそり環を連れて逃げ出すシイナ．しかしヌクイと下っ端にあっさり見つかる．そしてヌクイは次の羊としてシイナを指名．スタンガンを使って下っ端を次々と倒す環．ヌクイも倒したタイミングで，シイナは山荘が燃えている事に気づいて駆け出す．その直後，たぶん梨世が環を気絶させ誘拐．かつて環の心臓のサンプルの情報を渡したFBIか何かのエージェントに連絡を取る．エージェントは梨世との取引は無くなったと言い放つ．梨世が動揺したタイミングで環が起き上がり，車が事故．そこに現れるリュウ．環を殺そうとするも，今はその時ではないと断念し，加藤に環の居場所を伝えて逃走．

天廻功では信者に戸籍を売らせて得た金をお布施として回収し，戸籍がなくなった信者を羊に仕立てる．

やっぱり曹が尊師．

アメリカに梯子を外された梨世．タカシは同情なのか分からないけど梨世と寝る．梨世の独白で，梨世と曹の関係がわかる．

尊師が電話を通してシイナに情報操作を行い，シイナと天廻功の信者はヌクイを捕まえ次のクジラとして差し出す．

[あんコさんの感想 · 2018年10月4日]

曹は臓器売買クループのリーダー・タカシと手を組みたい。
話合いの席で自分の方が格上と思ってる曹は
一緒に組もうと"お願い"という名の命令をするが
臓器を狩る対象、考え方の違いで話は一旦棚上げ
更生の余地のない凶悪犯罪者を狙うタカシと
カルト教信者を対象とする曹。
タカシと曹が話合いをしてる頃、環が行方不明に…。

天廻功が敬う"尊師様"とは？
天廻功の秘密。
二重スパイだった神崎梨世。
心の奥底に眠ってる環の想いたくま先生への気持ち…と、
てんこ盛りの内容。

そして恐るべし大陸の工作員!!ﾋｨｨｨｨｨ(ﾟﾛﾟ;ﾉ)ﾉ