ギフト± (18) (ニチブンコミックス)

著者 : ナガテ・ユカ

• 日本文芸社 (2020年2月28日発売)

感想・レビュー・書評

[charmie11さんの感想 · 2021年9月4日]

曹は養子にとられるときに二人の兄弟になんとしてでも生き残れと言う．自分たち兄弟を引き裂くような残酷な世界を変えると宣言．

曹のコンテナ船を強襲する準備を進める加藤．瑞希はリュウに連絡を取り，加藤を助けるために力を貸せと言う．

アイリンは実は男？

異なる倫理観を持つ中国の再生医療に危機感を覚えていた秋光翁．加藤に対して中国の手がタカシに迫ってきたときのことを託す．曹の狙いが環であると確信し，不利な状況ではあるがコンテナ船に潜入．全然潜入じゃない．途中で曹に捉えられる加藤．加藤は自分の体の中にC4爆弾を埋め込んでいたが，アイリンが取り出してしまっていた．曹・アイリンと加藤が話をする．アイリンは環同様造られた人間．
移植の際に問題となる免疫拒絶反応が起こりにくいとされるスーパードナー．スーパードナーからiPS細胞を造れば...秋本翁はスーパードナーに遺伝子操作を施し，より完璧に近いドナーを作りたかった．何度も行った人体実験の結果，失敗作の臓器を移植しても生き残った唯一の人間が加藤．真琴でそこそこ成功，環がパーフェクトドナーと呼べるほどの成果を上げた．渉に移植した環の心臓は拒絶反応が起きなかったのはそれが理由．

曹とタカシが電話．タカシは加藤を曹への生贄として差し出していた．加藤が裏切ったから．アイリンはパーフェクトドナー未満だけどスーパードナー以上．曹の一味が秋光翁の失敗作を基に作り出した人間．失敗作から生き残った唯一の人間加藤の情報が鍵を握るという曹．加藤は秋光翁が自分の遺伝子にしか興味がなかったと絶望．

コンテナ船に真正面から堂々と侵入するリュウ．加藤が換金されているコンテナにたどり着く．大量のC4爆弾の起爆装置は加藤の腹の奥底に隠されており，それを取り出せと指示する加藤．

[あんコさんの感想 · 2020年4月7日]

最初は更生出来ない悪い奴の臓器を
再分配する臓器売買の話だったけど
話が進むごとにスケールがデカくなり
何がなんだが？!Σ(ﾟДﾟ;≡;ﾟдﾟ)
毎回この話の終着点はどこなんだろう？と思うけど
あまりに話が広がり過ぎて┐(-｡ｰ;)┌

政治・宗教・裏社会に分かれ
自分たちの野望のため手を取り合う曹三兄弟。
感情が出てきた環だけれども
その感情ゆえに不安定に。
そして加藤自身が知らなかった自分の秘密。
遺伝子が欲しかったと知らされた加藤の心中は？

常に曹国良が一枚も二枚も上手だと思ってるけど
ここで加藤の反撃なるか？

[komaさんの感想 · 2020年3月5日]

加藤さんが単独で乗り込む！そして新事実！そしてどうなる！？まだまだ続く