川漁 越後魚野川の伝統漁と釣り

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  • 農山漁村文化協会
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  • Amazon.co.jp ・本 (370ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784540191237

作品紹介・あらすじ

全国有数の豪雪地帯、米どころ、酒どころの魚沼地方を流れる越後魚野川は、魚種が豊富で、これを獲るための漁法も多い。川名は「サケの多く獲れる川」に由来し、時の殿様が初鮭1匹に米7俵の褒美を与えた古い歴史がある。サケの「待ち川漁」「鮭魚明神」「鮭頭石」「サケずし」のほか、「イワナ当番」「イワナずし」、川マスの「カギオロシ」、アユの「釣り子」など、当地方独特の漁法や習俗・文化が、雪によって守り育まれてきた。一方で、昭和初期から関東の著名人が釣り会に訪れ、アユの友釣りの全国組織も、この川で発展するなど、さまざまな外部との交流があり、今日、交通網の発達とともに、ますます注目される川となっている。本書は、埼玉県入間市で郷土料理店を営む著者が、半世紀にわたり魚野川に通い、さまざまな魚の漁法や漁具、食べ方、川にまつわる伝承などをノートに書き留め、まとめたもの。現存する漁法については現場を取材し、失われた漁法については往時を知る古老から話を聞いた。川の恵みを育み、生かし切る、川漁師の知恵の集大成である。

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著者プロフィール

戸門秀雄(とかど・ひでお)1952年、埼玉県生まれ。1976年、渓流魚と山菜・キノコを扱う「郷土料理ともん」を開店。各地の川を訪ね歩き、川漁師の暮らし・漁法・漁具を記録している。元埼玉考古学会会員。著書に『職漁師伝』(農文協)他

「2021年 『川漁 越後魚野川の伝統漁と釣り』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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