にぎやかな外国語の世界 (地球のカタチ)

著者 :
  • 白水社
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本棚登録 : 125
感想 : 17
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  • Amazon.co.jp ・本 (164ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784560031711

感想・レビュー・書評

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  • やっぱりおもしろい!
    平易な文章で
    言語学のおもしろさを語ってくれる
    黒田先生はすごいねぇ!

    中学生からでも読めるよう
    むずかしめの漢字にはルビつき。
    英語の勉強する前に見て
    外国語への苦手意識がなくなるといいね。

  • 大学の講義を聴いてるみたい。
    易しい言葉で語られる内容の濃いこんな講義ならきっと人気授業でしょう。
    言葉がこんなにも奥の深いものだったとは・・!
    言葉を考えるだけでも、価値観がこんなにも違うということがわかってとてもおもしろかった。
    世界の言語の数が21世紀中に75〜90%も消えてしまうということに衝撃。
    それはやはりさみしいことだな。

  • 定期的に外国語を勉強してみたいなあという気持ちになることがあるのだけど、でも実際に使えるようにする、単語を覚えて活用覚えて構文覚えて、となるとたちまち無理~な気持ちに。
    でも外国語についてちょっとした知識に触れるのは楽しくて好きです。

    かたちや音や数や名前などから、様々な言語の世界をちらりとのぞく本です。いろんな言葉があるというのは楽しい。言葉の世界にもう少し足を踏み入れてみたくなってきます。

  • "いろんな国の言葉に興味を持ってみようよ!そんなエッセイ集。英語以外の外国語も学びたいと思っていた時に手にした本。英語の学習も続いていないのを棚に上げて、何をやっているんだか?お叱りを受けそう。
    でも、英語以外にも多くの言葉がいっぱいあるというのを改めて知ることができる本。そして、各言語で似ているところもあれば、不思議なルールがあるのも初めて知ることができた。著者の黒田さんはロシア語の専門家で、ほかにも著書がでている。肩肘張らずに、言葉を知るにはもってこいの本だった。"

  • 著者は言葉が本当に好きなんだなということが伝わって来る。図書館の子ども向けの棚に置いてあったが、大人にも子どもにもオススメ。
    外国語を習い始めた時の、瑞々しい気持ちを思い出した。
    白水社のしくみシリーズとかたちシリーズが著者オススメの語学書に入っている。私も好きなので、嬉しかった!

  • [ 内容 ]
    世界にはたくさんのことばがある。
    文字や音、数のかぞえ方だっていろいろある。
    多くの外国語に触れてきた著者による、ことばの楽しさいっぱいの一冊。

    [ 目次 ]
    外国語の世界へようこそ!
    1 かたち
    2 ひびき
    3 かず
    4 なまえ
    5 いろいろ
    さらなる外国語の世界へ!

    [ 問題提起 ]


    [ 結論 ]


    [ コメント ]


    [ 読了した日 ]

  • 2014/9/1

    804||ク 一般 (5階言語)

    外国語は英語だけじゃない!
    語り口はやわらかく、さまざまな言語が多くの図版などで紹介されており、こんなふうに外国語を楽しめたら面白いだろうな、と思わせてくれる1冊。
    身の回りの外国語、探してみよう。

  • 2013.9.3市立図書館

    異文化理解をテーマに(おそらく)中高生向けに書かれた「地球のカタチ」シリーズの本。こどものころから筋金入りの「外国語オタク」だった著者が「かたち」「ひびき」「かず」「なまえ」「いろいろ」を柱にしてさまざまな言語の楽しさ・おもしろさを語る。
    やはり多くの人はけっきょく「言語は日本語と英語だけじゃない」ことを肌で知るというのが第一の関門で、別に留学とか難しい準備抜きでも、好奇心を持ってちょっと周りをよく見れば楽しい発見がいっぱいあるよ、というこのメッセージが多くの人に届いて言語学にも親しみを感じてもらえたらうれしいと思う。
    個人的には身近なスロヴェニア語の例がいろいろとりあげられているのがうれしかった。

  •  身のまわりにあふれている様々な外国語。いろんな「かたち」、いろんな「ひびき」、さまざまな「かず」の表し方や「なまえ」にまつわるあれこれなど…言語学者が伝えたい「外国語」のおもしろさとは。

      よく見知った「ラテン文字」から、「キリル文字」や「ハングル」、そして、これって文字なの!?と思うものまで、あらためて、様々な言葉があるんだなぁ~、ふむふむという感じで、一息に読んでしまいました。
     上から下に、右から左に、左にから右へと読む文字はあるけど、下から上へ読む文字はないとか、「動詞」だけでなく、「名詞」まで変化してしまうとか…覚えづらくないか?とか思うけど、それは「日本語」を基準に考えるからだし…。何が「普通」で、何が「特殊」かっていう考えそのものが「偏見」でしかないし、世界は広く、もう笑って「にぎやかな」外国語の世界を楽しんだ方がずっといい!ということがわかって、楽しくなります。

  • 外国語の共通点や差異をみつけるのが好き~1かたち:2ひびき:3かず:4なまえ:5いろいろ~住んでいる地域で発音できない音があるのが不思議だ

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著者プロフィール

黒田 龍之助(くろだ・りゅうのすけ):1964年東京生まれ。上智大学外国語学部ロシア語学科卒業、東京大学大学院修了。東京工業大学助教授(ロシア語)、明治大学助教授(英語)を歴任。現在、神田外語大学特任教授、神戸市外国語大学客員教授。著書に『ポケットに外国語を』『その他の外国語エトセトラ』『世界のことば アイウエオ』(ちくま文庫)、『外国語をはじめる前に』(ちくまプリマー新書)、『ロシア語の余白の余白』『外国語の遊園地』『外国語の水曜日 再入門』(白水社)、『はじめての言語学』(講談社現代新書)、『ぼくたちの外国語学部』(三修社)、『物語を忘れた外国語』(新潮文庫)など多数。

「2023年 『ロシア語だけの青春』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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