オフィーリア

  • 白水社
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感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (327ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784560047781

作品紹介・あらすじ

多感な少女の禁断の恋!エルシノアを舞台に、二人の男に心を奪われた少女の心のうちをあざやかに描いた、もう一つの『ハムレット』。

感想・レビュー・書評

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  • カテゴリ:教員著作物
    英語英文学科:安達まみ教授の著作物

  • これ、翻案??
    どう分類されるのかわからない、微妙なライン。
    Traffordってシェイクスピア研究に関して有名な人だと思うけど、
    これは個人的な趣味なんじゃないかと思う。。
    くだけた言い方をしてしまえば、ドリーム小説的なものを感じる。
    こうであったらいいなぁ、と。
    でもそれってやっぱり、オフィーリアに対する憧れがあってこそ作られるものですよね。
    わからない部分の多い、外見的に魅力的な人は妄想の種にされやすい。?

  • ハムレットずきにて、購入。

    さてさて読み始めると、
    これがむちゃくちゃ読みにくい。
    1人に感情移入がしにくいのです。
    場面によって一人称が変わるので、視点をいちいち変えつつ読まねばならないのです。

    ワタシ、こりゃ小説ではないのでは。。と疑惑をもってしまって、経歴を読んだら、やっぱり演劇やってる人でした。
    演出、演技プランの一貫として、「ハムレット」以前のヒストリーをイメージするという作業的なものなのではないでしょうか。
    芝居やってる人の中にこういったメソッドを使うかたがいます。


    演出家のスタディとしてはすごくよく深めてある。くどいくらいに。
    でも、小説にするんだったらここはすべてコトバにしないで、想像にゆだねたらってとこまで書いてある。。

    う〜〜ん。。オフィーリアを現代的知性のあるおじょうとして考えをふかめていく洞察力は素晴らしいと思います。ただ、ワタシとしては、
    読んでわくわくするものではないような気がします。

    まず語りの技術にきがとらわれてしまった作品です。よく考えてるのにもったいないなあ。

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