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- Amazon.co.jp ・本 (150ページ)
- / ISBN・EAN: 9784560054741
感想・レビュー・書評
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西洋における、古代から現代(近代?)までの、無神論の系譜をまとめたものである。
無神論と、唯物論的潮流、自然をひとつの機械と見る流れとの関連は大きい。
かといって、「無神論」と一言にいっても、様々な形態が挙げられそれは実に曖昧である。
古代の時代から、科学的唯物論的無神論はあったが、近代になって、マルクスやニーチェといった、人間主義的無神論の影響は大きく近代に影響を及ぼすことになる。
古代では、デモクリトス、エピクロス、ルクレティウス、
フランスでは、ヴェイエ、ガッサンディ、ベール
イギリスでは、ホッブス、ロック、トーランド、コリンズ、シャッフルベリ伯、ヒュームなどが挙げられる。
また、形而上学唯物論というものもあり、科学の進歩との関わりも大きくなった。
フォイエルバッハが、「敬虔な無神論者」と言われていたのには驚きだった。
ニヒリズムの時代におけるニーチェの項が大きい。
無神論の歴史を概観するにはよい入門書となるだろう。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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